にゅうにゅうす

主にアニメの最新情報をお届けします。

*

オーバーロードに2期はあるのか考える 原作販促アニメとしての完成度の高さ

      2016/04/18

2期
「ドイツ語だったかぁあ!?それも俺の前ではしないでくれ(必死)」

オーバーロードも残すところ2話となりました。…だというのに、宮野真守さんのセルフ壁ドンや千葉繁さんの北斗予告を見る限り、全然そんな雰囲気がないのですが。(笑)

2期5
悲しくて仕方ありませんが、そこは耐えて、シャルティア戦を首を長くして待っています。2期に期待するしかありませんね!

2期62期7

sponsored link


2期の期待値は?

書籍版は200万部突破したとのこと!おめでとうございます!


ですが一般的に続編製作決定に重視されるのはBD/DVDの売り上げ。原作がヒットしても潤うのは作者と出版社で、現実的な話、アニメの製作会社は次作の実費を補えません。

基本的にBD/DVDの売り上げが5000枚を超えれば続編製作を視野に入れる、1万枚ならほぼ確定と考えられています。ただこれらは一般的な人気アニメ、特にラノベを原作とするいわゆる流行なアニメの場合の話であって、視聴者・アニメファンに媚びないスタイルをいき、少々異端な要素が多すぎるオーバーロードにも通じるかどうか定かではないとは常々考えられてきたことです。

2期12期2

ただ割りと早いうちから、人気次第では2期も検討するとの製作陣の声(確か)がありましたし、アニメ開始から現在に至るまでの間の短い間に60万部から200万部の約3倍に跳ねあがった原作の伝説的な売れ行きを無視するということは(実際は増刷ですし、コミカライズ込みとか色々あるのですけど)、アニメ製作業界や出版社業界の裏事情をむざむざ露呈させるようなもの。

2期3
▲ かっこよすぎて鼻血出るアインズ様

若干落ちたものの、同じく単行本を原作とする同時期の「GATE」も、原作がオーバーロードと同等の売り上げを誇りましたが、無事2期を決定したようです。オバロDVDのAmazonの商品情報では豪華な特典を始めとして熱すぎるくらいの製作陣の意気込みが書かれていますから、結構な確率で2期は確定ではないでしょうか。売り上げの方も、アニメの一コンテンツ作品として充実度はかなり高いですし、原作の伝説的売り上げがこちらにもきちんと反映される読めない事象も含めて、平均値以上は望めるものと予想します。

異常に高い販促アニメとしての完成度

オーバーロードを原作の宣伝アニメとして考えると、とても良くできたアニメに見えてきます。

「メインキャストである守護者たちがアルベドとシャルティアの2名しか活躍していない」「原作に忠実だけど時々はしょる物語の進め方」「たくさんある語られていない要素(アイテムの詳細な効果やレベルの強さの基準などといった諸々の設定)」そして「展開の遅さ」

2期_ナーベ
特にモモン編は、それこそ原作をなぞるかのように5話から9話までゆっくりと続きますし、アインズはアイコンである骸骨を脱ぎ捨て戦士姿になっていて、それまでほとんどモブだったプレアデスのナーベがお供についています。ヒロインはアルベドですが、顔を出すだけに終わり、実質ナーベがヒロインかつメインキャストのようなものでした。くわえて、敵キャラであるクレマンティーヌの演技は圧巻で、彼女もまたメインキャストのようなもの。

2期_ナーベ1
「ナメた口を叩くなよ、ゴミが」
▲ ヒロインでも顔芸持ち。それがオーバーロード。それにしても改めて見てもすごい顔だ…ww

いわゆる「アニメの法則」と呼ばれるものを、アングラの方面以外ではほとんど取り入れなかった稀有な例。アニメとしてのヒットが期待されていなかったために製作陣が自由にアニメ作りをできた、という風に個人的には考えますが、ラノベ的作品という一つの流行としてのアニメのジャンルが廃れきているという囁きもあり、そういった風潮を懸念し、かつ慧眼を持った人物が背後にいたのやもしれません。

2期ぷれ
そのためにこうして高級な販促アニメのような具合に仕上がったのだと考えると、なかなか面白く合点がいきますし、一つのアニメの新しいあり方を示したとも言えます。もちろん、顔芸や崩れない美作画を始めとして、プレアデスたちの活躍を保管したギャグテイスト溢れる『ぷれぷれぷれあです』や、遊び心あふれるアルベドクエストやスペシャル予告など、いわゆる視聴者とファンが喜ぶと思うところをおそらく手動でどんどん投入していった製作陣の尽力と情熱はかなり大きいと思いますけどね。(*´∀`)

実際見ていて、楽しんでつくってそうだなぁとは常々思ってきました。(笑)オーバーロードは高級感があると同時に手作り感もあるアニメだと思います、個人的に。

2期4
▲ 2期までにファンがどれほど離れるか以外の懸念材料はどうしてもお兄系、スカルデザインになるグッズの売れ行きかもしれないけど、それすらも好意的に受け止められる雰囲気が今のオーバーロードからは感じられる(↑活躍してるの3人だし) ぷれぷれぷれあです絵のキーホルダーはつくるべき!

若干思いいれが強くなっているのもあり、2期を作るなら同じ製作陣、同じ環境で作ってほしいという思いもありますが、筆者の雑感・考察としてはそんな感じです。

PS:仮に2期が始まったらリザードマン夫婦のラブロマンスっていう超上級ものが始まるけど、割と好意的に受け入れられるんじゃないかと予想。たぶん、ちょめちょめシーンをギャグにするよ!!かわいそうに!!

 - オーバーロード

Comment

  1. あさひ より:

    5000万枚か
    2期厳しそうやな笑ー

あさひ へ返信する コメントをキャンセル

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

  関連記事

オーバーロードの低予算っぷりについて考えてみる

10話から続いていたシャルティア戦が終わり、惜しまれながら放送を無事終えたオーバ …

オーバーロード/アインズから失望されるルプスレギナ 「悲」と「考」が欠けているドS駄犬

何がどう転んでもオーバーロードは異形種アニメである。それが証明されたのがシャルテ …

オーバーロード/ヤツメウナギだったシャルティア アルベドとの第一妃争いが不利すぎる

ニコニコ静画より KAZUKIさん 10話でクローズアップされたシャルティアの本 …

オーバーロード/シャルティア戦の作戦の簡単な解説 あらゆる者の目指すところは課金である…

「ちびすけ…」 ▲ 廃課金には勝てなかったよ… シャルティア戦の勝利は、ナザリッ …

オーバーロード/ちびキャラアニメ『ぷれぷれぷれあです』各話簡単なまとめ

本編も残すところ1話となりました。対シャルティア残りの戦い、そして大団円をどう迎 …

オーバーロード/別の意味でも切り札だったパンドラズ・アクター 一番重要だったのはアインズのリアクションを引き出せることだった

11話はアルベドがヒロイン、もとい(自称)第一妃の座をいかんなく発揮した話でした …

オーバーロード/外部との友好関係の礎をつくるアウラ 歴史講座ではデミウルゴスやシャルティアを泣かせた

守護者の中でも特別気さくな性格をしている、アウラ・ベラ・フィオーラ。 アインズに …

オーバーロード/裏切りと勘違いされるセバス 制作者のたっち・みーは超がつく勝ち組

女性陣が大活躍するなか、男性陣の活躍は残念ながら少ないオーバーロードアニメ版。 …

オーバーロードみたいなアニメを選出してみる MMO、美麗グラ、ハーレムとか

最近は落第騎士の記事を書いていたのでオバロからは離れていたのですが、久しぶりにM …

オーバーロード/新たな顔芸キャラ参入?クレマンティーヌは英雄級の強さを誇るけど人格破綻者

5話で登場したナーベは、ヒロイン二人の顔芸がインパクトあったこと、守護者たちから …