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オーバーロード/アインズがゲームの世界なのを実感した12話 バフ27個がけを描写するほどのガチゲーム感

   

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「ふっふっふ。やはりそうか。完全な敵対行動にみなさない限りは戦闘準備にすら入らない。まるでゲームだな。」

アインズはこの後、補助魔法いわゆるバフ積みをします。総27個ものバフ。

12_アインズ7
ある程度戦闘に重点を置いているRPGゲームなら、戦闘前か開始直後に補助魔法をかけるのは基本中の基本な技。その後の戦闘の展開を大幅に楽にしますからね。

ですが、1つ1つ魔法の名前を言って、かつSE+エフェクトを用意したアニメはオーバーロードが初めてだったでしょうね。いや、27個連続とすると前例はないでしょうか。だってその間、アインズは体が明滅するだけで一切動いていませんから。(笑)(魔法一覧はいずれまとめてみます。)

ちょっとずれるとギャグシーンになってしまうw

12_ナーベ
「リーンフォースアーマー、シールドウォール、プロテクションエナジーネガティブ」
▲ オバロは種族が700種類以上もあり、魔法、補助魔法もまた、それこそ数え切れないほどある

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逐一魔法の名前を言うあたり、異例なマジックバトルには違いないけど、

ゲーム感、もといアインズ感は随一のバトルだったように思います。

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「弱点はそこですね!アインズ様!」

ニグン戦は派手に魔法をぶっぱなしただけですし、クレマンティーヌ戦では初心者な戦士なのでスキルを使いませんでしたし。

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▲ クレマンティーヌがそのガチ戦闘スタイルとともにバフ・スキル名の詠唱を見せていたけど、スピードタイプだったのもあり、迫真の演技だったのもあり、印象に残りづらかった

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忘れがちですが、オーバーロードは魔法使いが主人公ですから。

(魔法の詠唱が魔法名の音読のみでいいのはさておいて)MMOに限らず一般ゲームでの魔法というと、シュミレーション系列に入らないと、詠唱時間はそもそもゲーム設定にないことがほとんど。ボタンを押すなりクリックするなり信号を送りさえすれば、ぱっと対象に向けて魔法が発射・発動されるシステムが一般的。

ゲームの側からすれば、アニメの「ふんっ」とか「でやっ」とか、「これを見て生きていた者はいない……」という魔法名を唱えない方法がそもそも異端。逆にアニメ側からすれば、ゲームのようにわざわざ魔法やスキル名を言ってから発動するのは作業的というか、時間、シーンのカット、台詞的にもかさばってしまうのでダメ。

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▲ 書物からまず魔法の原理とともに学び、火や水や風などそれぞれの属性の精霊と契約を結び、そして呪文かポーズかを覚えなければいけないという由緒正しき古のケースは、どの世界の魔法の在り方でも一応存在してはいる

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▲ アンデッドモンスターを盾にしたり、機雷を発生させる魔法は珍しいし、エフェクトではなくイメージとして存在する即死範囲魔法もまた珍しい

スキル・魔法名を毎回言わせつつバフを27個連続で見せ付けてきた今回のシャルティア戦は、オバロがゲームらしさをとことん追求しているアニメなのが改めて分かる回ともなっていますが、魔法アニメとしても同様だったことを思い出させてくれる一戦でもありました。

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魔方陣の作画もどれも美麗。

ちなみに、シャルティア戦での魔法の打ち合いは、魔法大好きカジットが異世界にでもいるのかと勘違いするレベルの神vs神か、それ以上の、それこそ創造神同士の戦いです。

それから

冒頭に書いたアインズの「まるでゲームだな」という台詞ですが、結構重要で、そもそもこれまでの現実の人間として異世界にいるという認識を、ひっくり返って、異世界を現実と認識し始めているアインズの心象としてみることもできます。

そりゃあこんなにもリアルに動き、表情を露にする守護者たちや人間たち、それから事件を間に当たりにすればとも思いますけど、ゲームの住人とも言えるゲーム廃人であるアインズが「まるでゲームだな」とこぼす違和感はここにあるわけですね。

 - オーバーロード

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