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双星の陰陽師/婆娑羅(バサラ)を徹底紹介!これまでにアニメに登場した全婆娑羅に悠斗を加えた8名を解説!

   


いよいよ最終決戦に突入した双星の陰陽師。前回紹介した十二天将に続いて、今回のコラムでは婆娑羅(バサラ)の大特集をしたいと思います。

多くの婆娑羅がこれまでの戦いで倒されていますが、これまでの戦いを振り返るといった意味でもフォーカスしてみました。まずはケガレと婆娑羅の解説からおさらいしていきましょう。

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ケガレの上位種『婆娑羅』とは?


▲一般的なケガレ

『ケガレ』とは現世から隔離された異世界『禍野』に生息する、人の負の想念から生み出される悪霊の様な存在。そのケガレの中でもより大きな力を得て進化し、人に似た姿形を持ち人の言葉を理解し発するケガレの上位種のことを『婆娑羅』(バサラ)と呼んでいます。


▲真蛇クラスのケガレ

ちなみにアニメでは一般種の『ケガレ』と婆娑羅の間に、強大な力を秘めてはいるもののまだ人間の姿にはなりきれていない(場合によっては人間の言語を介する)ケガレと婆娑羅の中間形態『真蛇』が存在します。

そしてケガレの上位種である『婆娑羅』は原作では11体が確認されており、アニメでは7体の婆娑羅が登場しています。なお、初登場した神威を除いてアニメに登場した残り6体の婆娑羅は全てアニメオリジナルです。

TVアニメに登場した婆娑羅解説

《1》神威(かむい)



双星の陰陽師の物語上、ろくろと紅緒がそれぞれ一番最初に遭遇した婆娑羅。紅緒にとっては因縁の仇敵に当たり、原作・アニメ共に登場する(今のところ)唯一の婆娑羅です。陰陽連が付けた順位は『第十一位』(原作)ですが、アニメは婆娑羅の出現数が異なることもあり、設定が違ってる可能性もあります。

劇中で言及されたことはありませんが、時系列的には師より若い婆娑羅です。


見た目は青年の男性で、長い銀髪とケガレに近い外見をした左目が特徴。より強い陰陽師と闘うことを望んでおり、人間に選択を強制して反応を見るのが趣味。陰陽師と同じく符術を扱い、中でも『纏死穢』は両脚に強力な呪装を施すことが可能となっています。

紅緒の両親を殺しその呪力を奪った張本人で、石鏡悠斗の実力は認めていますが、あまり快くは思っていない様子。中学生時代、双星の二人が悠斗との初決戦を行なった際に両足を失った紅緒の前に現れ、ケガレ堕ちと同じ呪術を施し、『力』を与えました。このことにより紅緒はろくろや悠斗と同じケガレの一部を自らの力として獲得し、新たな足を手に入れています。


この様に強い相手と戦うために相手に助力することすら厭わない、実に風変わりかつ自分の欲望に忠実なケガレ。

視聴者的には残念ながら、ろくろ達が高校生に進級してからの展開ではまだ一度も再登場してないです。どこで何をしているのでしょうか。

《2》闇無(くらなし)



仮面を付けた青年型の婆娑羅。1200年の長い時を生き、禍野解放を悲願としていました。

現世と禍野を隔てる『天御柱』の枝を折り、結界を弱め全国各地に『龍黒点』を穿ち禍野の瘴気を溢れさせ、陰陽師達にそれを祓わせることで逆に陰陽師の体内に宿った瘴気で操り、その力でケガレを強化し十二天将にぶつけ、互いを全滅させるという気の長い計画を成功に導いています。


自身で百道を殺害しておきながらその罪を双星に被せ、千々石の憎しみを煽り双星に仕向けるなど、非常に手の込んだ策謀が大好きです。ただし策士策に溺れる形で、取り込んだ悠斗に逆に力を奪われる形で自らの呪力を根こそぎ奪われ死亡してしまいました。


仮面を被り素顔を隠していた理由は今のところ不明。ただし陰陽頭・土御門有馬以外には見られても平気な様子でしたので、その辺りに何か秘密があったのかもしれません。

《3》珠洲(すず)



Pixiv 助野様(原作者)

一見人間の女子高生くらいのギャルっぽい風貌をした婆娑羅。長いツインテールと黒リボン、ケガレ状の右眼ぬにメガネ、論理的な台詞の後にイカレた口調で「じゃ~ん」と語尾を付けるのが特徴です。若く見えますが実は千歳以上ということが判明。本人の言葉を信じれば、の話ですが。


常に3体の女性型真蛇を引き連れており、ラップミュージックと共にデスラップを高らかに歌い、踊るのが趣味。夢はアイドル(本人談)。なおろくろ・紅緒・きなこも一緒に踊ったことがあります。

闇無の計画には一切関与しておらず、積極的な加担もしていませんが、闇無の行動によって起こされる事態には並々ならぬ興味を示しており、千々石や闇無の使った呪術を使いこなせるようになっており、自由に現世訪問を可能にしています。


ろくろや紅緒、さえに対しては敵というより、個人的な興味や研究観察の対象として接しており、これまで敵対行動を取ったことが一度としてないため、婆娑羅としての実力の程は未だに未知数。

チャラい様に見えて哲学的な言動を行うスタイルも含め、彼女の魅力と神秘性を大きくプラスにしています。闇無共々原作者もお気に入りキャラみたいなので、もしかするときなこみたいに原作コミックに逆輸入される…かも?

《4》師(もろ)



妙齢の女性の姿形をし、花魁言葉で話す婆娑羅。豊満な体を貫頭衣に簡素に包んだ姿が特徴敵で、自分の美貌が人間の男性にとって性的な対象になることも知っており、それを積極的に呪力を奪うことに利用しています。

ろくろ一行が龍黒点発生を解消するためのきなこカーに乗って全国を巡る旅を始めた際、一番最初に出会った婆娑羅でもあります。


元は呪力を喰らいたいという本能が異常に旺盛な普通のケガレでしたが、闇無に見出され、才能ある陰陽師を多数殺し呪力を得たことで婆裟羅化しました。その恩義に報いるべく闇無に絶対の忠を尽くしており、滅するその瞬間までそれは変わりませんでした。


婆娑羅化後、十二天将・蹉蛇桜の父親である梓を殺害しており、桜と彼女の師でもある十二天将・膳所美玖にとって仇敵に当たる存在になりました。

鳴神町決戦より少し前、禍野にて行方不明になった有馬を捜索していた桜と美玖と偶然遭遇、戦うことになりました。激闘の末、二人の十二天将のコンビネーションの前に敗北を喫し、その戦いで受けた致命傷が元で消滅してしまいました。


《5》山門(やまと)



ファーの付いたコートにスポーティーな風貌で、メタリックゴーグルを着用しているファンキーなラッパー風な男性型婆裟羅。非常に粗野で凶暴、残虐な性格の持ち主で、暴力こそが至高という考え方をしています。下級ケガレを集めて融合させ、巨大な合身ケガレを生み出して十二天将を苦しめました。

名古屋戦ではもう一歩というところまで十二天将のコーデリアを追い詰めるも、ろくろ達に龍黒点を消され、瘴気とケガレの補充が出来なくなり弱体化。捨て台詞と共に禍野に帰還しています。


鳴神町決戦では合身ケガレを操る主力として参戦。闇無の編み出した呪装によって現世に降臨、十二天将・水度坂勘久郎と対峙しています。

攫った陰陽師の呪力を用い無限再生する合身ケガレを操り有利に戦うも、勘久郎と十二天将・雲林院憲剛の見事なコンビネーションの前に為す術もなく倒されてしまいました。

《6》千々石(ちぢわ) / 百道(ももち)



本来は一体だったケガレが進化の過程で二体に分離した珍しい経歴を持つ双子型の青年婆裟羅。燕尾服を着た執事みたいなコスチュームが特徴です。黒服で威勢の良い口調が千々石、白服で慇懃丁寧な口調が百道となっています。

闇無の依頼により双星に挑み、見事なコンビネーションで一時は双星を追い詰めるも、結局は敗北。その後、百道は闇無にとどめを刺されて死亡しています。千々石は百道を滅したのが闇無自身だとは知らされず、殺したのは双星と騙され、闇無から百道の呪力を受け取り傷を癒やし、パワーアップ、双星への復讐を誓います。


鳴神町決戦では闇無の浮上計画の事前段階で鳴神学園を襲撃。学園の生徒を人質に双星を襲います。双星や士門・繭良の行動によって生徒達が救出され、ろくろと士門の決死の行動によって千々石も倒されました。

《7》鬼無里(きなさ)



28話のみに登場。執事風のタキシードに片眼鏡(モノクル)を身に着けた男性型婆裟羅。口調こそ丁寧ですが、双星の二人を「おもてなし」と称し、殺害しようと襲撃してきました。その本来の目的は不明ですが龍黒点を利用していたことから闇無の指示に従っていた様子が垣間見られます。


双星は非常に苦戦していましたが、戦闘に乱入した十二天将・鸕宮天馬の手によって為す術もなく真っ二つに両断され、倒されてしまいました。

《8》石鏡悠斗(いじかゆうと)



Pixiv おぼろぎ様

化野家に生まれた紅緒の双子の兄。両親が婆娑羅・神威に殺害された後、石鏡家に引き取られました。紅緒からは家族思いの優しい兄と思われていましたが、実際は両親と紅緒のことは『弱くて力の無い者』と見下し、無価値と思っていた様子です。

基本的に性格は冷酷非情。双子の妹である紅緒相手でも容赦がなく、これまで両足を呪術で破壊する、結界に閉じ込め半死半生にするなど非道の数々を行なっています。


▲幼い頃の悠斗。雛月寮時代から左目に眼帯をしていますが、紅緒と一緒にいる頃は眼帯をしていません。恐らくケガレ堕ちの影響なのでしょうが…一体いつ、どこで…?

石鏡家に引き取られて後、雛月寮に入寮し陰陽師候補生となり清弦の弟子に。

しかし雛月寮でケガレ堕ちの儀式を執り行い、『雛月の悲劇』を起こす暴挙に至ります。事件の渦中でケガレの力を制御したろくろによって倒されたと思われていましたが、実際は生き残っており、成長したろくろと紅緒の前に姿を現しました。

雛月の悲劇はそれまでその真相がごく一部の陰陽連関係者にしか知らされていなかったため、妹である紅緒ですら真実を知りませんでした。なお双星が高校生になった時点では雛月の悲劇の情報も一般開示されてる模様です。そのため原作・アニメ共々化野家は迫害視されており、石鏡家に至っては原作では全員禍野にて討ち死にお家断絶する有様になってます。


再会した悠斗は、雛月の悲劇の頃からと比べても強大な呪力を身に付けており、この時点で十二天将である白虎の清弦の強さを大きく上回っていました。

しかも既に人としての姿は呪力を押さえ込んだ仮の姿でしかない状態という有様で、ろくろの腕のように全身がケガレ化した『玄胎』という姿が真の姿です。この時を含めてこれまで都合2回、ろくろに敗れており、ろくろに対する親愛の情が非常に深く重いのが特徴ですね。

鳴神町決戦の後、闇無の後を追った双星は禍野の最深部で天御柱に寄り添い眠る悠斗と再会を果たします。(天御柱が集める負の気を吸収して回復していた?)十二天将の力を奪った闇無が双星との戦いで傷ついた身を癒やすため、自分を吸収しようと謀りますがその行為を逆に利用し闇無の呪力を根こそぎ奪い、復活を果たします。

人類全てを殺せるほどの強大な力を得た悠斗ですが、それでもまだ破星王の力を秘めたろくろのことが『欲しい』みたいです。

戦いはいよいよ最終決戦へ


5人(?)の婆娑羅が滅び、いよいよ残す婆娑羅は神威と珠洲の2人、そして元人間の悠斗を残すのみ。対する現世側も十二天将が全滅し、陰陽連が壊滅。残された手立ては本来人類を抹殺するために生み出された『破星王』のろくろのみとなりました。

現世と禍野の戦いもいよいよクライマックス。果たして双星――ろくろと紅緒の運命は? 未だに動きを見せない神威と、謎の言動を繰り広げる珠洲の動きに注目しながらろくろと悠斗の決着がどうなるか、最終決戦から目が離せません!

(ごとうあさゆき)

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