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リゼロ(Re:ゼロ)/双子の妹レムがかわいい!スバルを全肯定して英雄視もする返り咲き鬼嫁ヒロイン【ネタバレ】

      2016/04/27

エルザの凶刃が去った後で物語の舞台となっているロズワールの屋敷。

レム8
スバルの第2のセーブポイントは屋敷のベッド。

レム6
そこで新たに出会うのが、OPでも既に登場していますが、書庫の番人ベアトリスとそれから屋敷で働く双子メイドのラムとレムでした。

レム3
特にレムは人気投票で1位を取るほど人気で、返り咲きヒロインとの呼び名も高い、2章から3章にかけて変貌の激しいキャラクターです。

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ロズワール屋敷の双子メイド、青髪で有能な方

レム1
レムは双子のメイドの妹の方。姉のラムとは対照的に右目に前髪がかかっています。

いわゆる「性格が穏やかな方」と言いたいところですが、二人とも割合ストレートに物を言う性質で、ラムが姉らしく傲岸不遜な毒舌担当と形容されるなら、妹のレムは慇懃無礼な毒舌と紹介がされています。

もちろん髪の色や言動でも判断できますが、炊事や洗濯、諸々の事務などのメイドの仕事ぶりには明らかな開きがあって、ラムの仕事ぶりの如何は、その性格の尊大さとマイペースさで全てレムに劣り、レムがいてこそ屋敷の機能は保たれていると言われるほど。

レム11
▲ あと、じゃっっかん、レムの方が胸が大きい

また魔法使いとしても、意外とパワフルな鎖つきのモーニングスターを用いた戦闘要員としても優秀で、これらもやはりラムに勝ります。それでもレムは全てにおいて姉のラムを褒めたたてやみません。

レム10
「さすが姉さまは野菜の皮むきする姿も絵になります」

いつでも姉の影に隠れてしまっていた妹

何もかもが姉よりも優れた妹レムですが、実は鬼族の生き残り。

鬼族は自分に危険が迫ったときや興奮状態になると、額から角が生え出し、そこからマナを取り込んで自分の力として戦います。角が出たあとは膂力はもちろん、魔法を使うにしても強力で、鬼族のその力の程は、亜人種でも屈指の実力を誇ります。

双子なのでもちろん姉のラムも鬼族でした。しかも、ラムは神童と呼ばれるほどに幼い頃からマナの含有量、魔法力の強さが優れていて、力の象徴である二本の角を分け合って生まれることから「忌子」とされる双子を禁忌として早くから処分する掟をも無視できるほどでした。

レムといえばラムと比べてその才は平凡。ただただ厳格な鬼の掟ですらも凌駕する姉の類稀な才能に周囲と同じく頭を垂れて、背中を追いかけて、半ば機械的に盲信する日々を送っていました。

レム7
ですが、魔女が細々と暮らしていた一族の集落を襲った事件で、レムを守るためにラムのその角が折れてしまったとき、レムは図らずもこう思ってしまうのでした。

 ――ああ、やっと折れてくれた。

スバルというラムと同等の異次元の導き手

レム9
「ロズワール様の衣装だったら丁寧さを優先ですけど、スバルくんのでしたので」

そんなレムのスバルへの扱いは、慇懃無礼な毒舌の形容に相応しく、辛辣な、クールなメイドそのものでしたが、スバルから魔女の匂いを感じ取るとかつての事件を思い出すレムに容赦はありません。

それでも逆に魔女の匂いを逆手にとってロズワール邸に襲いかかる魔獣の引きつけ役を買って出、エミリアや子供たち、ロズワールの屋敷という場所を守ろうと奮闘する、あまりにも弱く、あまりにも犠牲的なスバルの姿にレムは心を打たれ始めます。かつての神童っぷりのように、自分を守るための冷静で冷徹な決断ができるラムという絶対の正しさが揺らぐほどに。「スバルくんが……スバルくんが……!」

そして、なんとか事が終わったあとには「生きてる。生きててくれてる。スバルくん、スバルくん」という、傷だらけのぼろぼろの体にとどめを刺す、ヒロインの一人になったレムによる涙と抱擁がスバルくんには与えられるのでした。気絶と引き換えに。(笑)

「でも、いてくれたのはお前だ。レムがいてくれてよかったよ。ありがとう」
「――ッ」
「レムは……レムは、姉様の代替品だってずっと…」
「そんな寂しい自己定義やめとけよ。そもそも、ジャンル分けからして違うぜ、ラムとレムじゃ。なにせ、姉属性と妹属性――事によっちゃ戦争が起きる」

(web 第2章49『未来の話』より)


レム4
スバルによって肯定されまくり、救われたその後のレムはスバルと時間を過ごすことに至上の喜びを見出します。それはもう愛嬌たっぷりで可愛く、エミリアへの猪突猛進な心を後押しできる余裕を持てるなど甲斐甲斐しさの鏡で、「今はただのひとりの愛しい人。――いずれ英雄となる我が最愛の人、ナツキ・スバルの介添え人、レム」こんな台詞もあったりして、スバルの嫁の一言です。(4章73は、泣ける。)

レム5
魔獣ジャガーノート戦後のネガティブな吐露を肯定しつくし、優しく頭を撫で続けるシーンも名シーンですが、レムを抱えて疾走するスバルたちのやり取りの必死さ、熱さ、レムへの「3つのバーカ」のスバルの主人公らしい魅力はどうにかしてテンポ良く仕上げて欲しいなぁと思います。

 - Re:ゼロから始める異世界生活

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