双星の陰陽師／3話感想　嫁の居ぬ間にデート!?　ろくろ爆発しろ！

穏やかな日常――表裏一体で行われるバトルと世界の危機

運命の『双星』に選ばれたろくろと紅緒。葛藤を抱えながらも二人は共同生活を始めます。とはいえ星火寮には他の陰陽師候補もいるため生憎と二人っきりにはならない訳ですが（笑）


一方今回は待望の日常回。ろくろの学校生活を通じて危機と表裏一体のこの世界の姿が描かれます。


この世界と並行に存在しケガレが生まれるもう一つの世界「禍野（マガノ）」。その禍野でケガレが暴れ、そこにある建物等を破壊しようとするとこちらの世界にも大きな影響となって現れることが判明。


劇中、禍野にあった遊園地を攻撃したケガレ。すると現世（こちらの世界）の遊園地が突然崩落する事故が発生してしまいます。


禍野でケガレと戦う紅緒と現世で事故から人を救うために動くろくろ。すれ違いのまま二人は目の前の戦いに集中します。

１話でも地面陥没の情報を亮悟がスマホで集め、敵のおおよその出現位置を割り出す描写がありました。ケガレの現世への侵食阻止もさることながら、禍野におけるケガレ発生が同時に大規模な現世破壊に繋がる――そのため速やかにケガレを祓わなければならない。


これはなかなかに興味深い設定です。

結界や異空間など、バトルフィールドの設定はバトル系アニメではよく見掛けるモノですが（近年では制作費削減のためウルトラマンなど特撮作品でもバトルフィールド設定が取り入れられることがあるくらいですし）、今回の設定はバトルフィールドがイコール敵地であると同時に、禍野でもただ闇雲にケガレと戦うだけではダメという制限がポイントになっています。


いかに現世に影響を与えないよう戦うか、それらを考慮しつつ速やかにケガレを祓う。力押し一辺倒だけでは無く様々な配慮や戦略、戦術を描写する余地が生まれます。


これはバトル系作品においてキャラ個性を描くにはとても美味しい設定です。戦闘力の強弱だけでバトルを描くのではなく、最強の勇者以外にも（知恵者、サポート専門等）活躍の場を用意さえすればバトルの展開はもっと広がるでしょう。

ところで今回のバトルの舞台ってやっぱり浅草（雷門～花やしき）周辺ですよね。モチーフが明確に存在するとやはり親近感も湧くというものです。

学園天国～うれしたのしい学園生活♪

今回ろくろと同じ学校に転校してきた紅緒。当然のようにろくろと同じクラスに編入となりました。お約束は大事です。

というか、この学校陰陽師育成のための専門学校では無かったのですね。てっきりそうだとばかり思っていました。ちょっと意外です。（まぁ陰陽関係者や政府関係者の子供や弟子は多そうですけど）


学業優先という通達を無視して早退し、ピンチの星火寮チームの救援に向かう紅緒。陰陽師育成学校なら事情さえ話せば任務のための早退（出動）が赦されそうなものですが、そうでないところを見るとやはり普通の学校なのでしょう。


幼馴染の繭良はある程度ろくろの事情を知っていそうですが、まだ紅緒が陰陽師（候補生）であることも、双星としてろくろの嫁（あるいは許嫁？）となったことも知らされて無いようです。


部屋に中学入学時の記念写真が飾ってあったり、元気づけるために放課後デートに誘ったりするところを見ると、やはり繭良はろくろに気がある様子。

ろくろ・紅緒・繭良、この３人の人間模様の関係変化も今後の楽しみの一つです。

本日のサービスサービス!!

今回ろくろと繭良の日常生活をメインに据えた構成から学校イベントが比較的多めでした。


しかしこの巨乳アピールはいくらなんでもあんまりです（笑）助走の際の揺れっぷりも半端無かったですけどね。


あとメリーゴーランドの乳揺れアピールも。一体どんだけ乳揺れ要員なんですかね繭良ちゃんは（笑）


華奢な紅緒が豊満な繭良に対して感じる想い――「戦うのに邪魔そう…」
「え？そこ？問題ってそこなの？」と思わず画面にツッコまずにはいられません（笑）まぁそういった、ちょっとした箱入り娘感覚も紅緒の魅力の一つなんですけどね。


今回禍野に行かなかった（戦わなかった）ろくろですが、次回は兄貴分である亮悟が禍野で行方不明になるとのこと。

どうするろくろ!?　果たして男を見せるのか？　土下座姿が似合うぞろくろ!!
次回の活躍が楽しみです。

再びケネディ語録

紅緒「ケネディは言った。大きな失敗を恐れない者だけが偉大なことを成し遂げる」
恩沙「ただしスズキ乗りは除く！」

…最近ケネディ語録があちこちでプチ人気ですね。凄いシンクロニシティです（笑）

（ごとうあさゆき）

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