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リゼロ(Re:ゼロ)/アナスタシアの守銭奴にして女将のような心地よさ【ただ(人情)より高いものはあらへんよ】

      2016/07/24

関西弁を喋るキャラは、存在自体が独特というのもあって創作では昔からよく見られていたキャラ。

ですが、その話し振りと言えば作家の勘違いや、声優がこれまで方言を使ってこなかったなどを理由に、“エセ関西弁”であることもままありました。

とは言え、関西弁を学ぶには、微妙なイントネーションはもちろん、たこ焼きの上手な焼き方から、「その話オチないんかい!」などを始めとするボケ&ツッコミ論まで伝授されてしまうので、色んな意味で一朝一夕では上達しないとはよく知られているところ。

それは16話予告でのユリウスとのやり取りでもよく分かるところでもあって、生暖かく見守られている節もある、特にアニメキャラにおける関西弁にまつわる事情。

アナスタシア1
王選候補者であるアナスタシア・ホーシンもまたそんな関西弁(カララギ弁)キャラの一人ですが、声を担当している植田佳奈さんが、大阪育ちの関西弁をやらせたら評判の声優さんの一人でもあるので、その点では安心して聞くことができそうです。

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一番物腰柔らかい王選候補者

傲慢様なプリシラ男子顔負けの凛々しいクルシュ貧民街育ちのやんちゃなフェルトと、気が強めの女性陣、もとい王選候補者の顔ぶれ。箱入り天使なエミリアの穏健派がとりわけ目立つところですけど、

アナスタシア10
「ウチは欲深やからなんでも欲しい。商売でいくら成功しても満たされへん。ウチはウチの国が欲しい」

顔立ちの幼さ、身長の低さ、ファーの多いもこふわな服装など、見た目の全体的な柔らかい感じと同じでアナスタシアもどちらかと言えばこちら側。

アナスタシア2
喋りこそカララギ弁という名の関西弁で、いわゆる銭ゲバなキャラですけど、テンションは割りと大人しめ。一番年上で、獣人たちと和気藹々としているスバルと同じ“モフリスト”なのもあってか、実は王選候補者の中で誰よりその物腰は柔らかです。(もふもふ好きに悪い奴はいねぇ!って言ったのはいつだっけ…w)

カララギという国

ルグニカの西に位置するカララギは、靴を脱いだり、布団で寝たりの“和の国”ですが、その実態は商売の盛んな国。戦の国には戦人の、軍事国家には軍略家の、魔法都市には大魔法使いの英傑がいるように、カララギにもまた『荒れ地のホーシン』なる人物が商業で国を興したという英雄譚があります。(こちらもアルの伏線同様カットされたけど、スバル複数説が肯定されるなら、大瀑布出身の彼もまたスバル。)

アナスタシア8
見る見る間に自身の商会を大きくしたアナスタシアもまた「ホーシン」ですが、英雄ホーシンとの血の繋がりは特になく、商会の名前として、大成した今でも自分で名乗り続けているくらいには商売の神様を信じています。

アナスタシア
ですが、そうした欲深宣言や彼女に冠される「守銭奴」っぷりなどは、むしろ分かりやすいくらいの関西人的なノリと、こてこての関西弁を喋る、獣人傭兵団『鉄の牙』のリカードたちの方が担当していて。植田さんのハマり具合もありますが、アニメでのアナスタシアはどこか艶っぽく、関西圏のいわゆる旅館の女将に近いものがありました。

実際、アナスタシアは後々自身の日本の旅館と瓜二つな『水の羽衣亭』にて、スバルたちに生魚の料理――お刺身料理と和食の数々を振舞いますから、その辺りの後々の展開も汲んでの女将な采配だったのかもしれませんね。

アナスタシアの女将な魅力は5章から

アナスタシア14
▲ カットされたアナスタシアの事情(コミカライズ3巻より)

そんなアナスタシアですが、アニメでは残念ながら、(そのままなら)比較的憂き目を見ることになるキャラ。

アナスタシア17
白鯨戦では、戦力としての商会おつきの『鉄の牙』の獣人傭兵団の提供や、軍備の手配などでアナスタシアはスバルたちに協力をしますが、加護なし・能力なし・挙句はゲートも使えないので、出番はほんの少しだけ。戦いの白熱する次なるペテルギウス戦でも、アナスタシアの代わりというようにユリウスが大活躍します。

アナスタシア16
「自分の正しさを信じてもらいたいなら相応のものを見せなあかんよ。そしてウチはナツキくんにそれを見ない。評価を変えるには別の評価で覆す以外にない」

アナスタシア4
「自分が知ってて相手が欲しがるもんをぶら下げる。欲しい欲しいばっかりのナツキくんに足らんのはそこやな」

戦えない分アナスタシアの魅力は、(モフリストな部分はさておいて)主にその商人的な言動にありますが、16話のプチクローズアップを最後に、商談・交渉のトークの方はクルシュやスバルが、商人的な言動の方にしてもオットーに取られてしまいます。とはいえ、王選候補者ですから、もちろんその後に何もないわけではありません。

アナスタシアの“襟”は、実は白狐の人工精霊『エキドナ(襟ドナ)』が擬態したものです。

アナスタシア9
▲ リボンのついている垂れ下がっているこれ

襟ドナは、ベアトリスやパックのように魔法はほとんど使えません。アナスタシアの傍にいるのは純粋な興味と好意からで、両者の間に契約もありません。スバルとベアトリスの関係にも似ているところもある、一人と一匹の付き合いは10年以上にものぼっています。(実際、アナスタシアは登場時から襟をよく触っている。)

ただ、そうした守銭奴にして人情家な部分、王選候補者らしい新たな謎が開示されるのはずーっと先、5章の5『水門都市プリステラ』の話から。書籍版として出るのは……早くて13、14巻辺りでしょうか? とても先です。(笑)

5章の序盤はそうしたアナスタシアのクローズアップもそうですが、水の都プリステラとカララギが日本を模した国であることもクローズアップされていて、面々がウルガルム討伐後の日々のようにゆったりと過ごすこともあり、異世界転送譚らしいファンタジー情緒がゆったりと感じられるお話にもなっています。

その頃にはスバルは既に、白鯨、ペテルギウス、大兎の討伐を経て、【幼女使いのナツキ・スバル】なんてあだ名がまことしやかに囁かれていますけど、その分性格も落ち着いてきていて。アナスタシアも16話の評価をスバルに既に下してはいなくて、自然なやり取りが二人にはあります。

アナスタシア11アナスタシア12アナスタシア13
▲ 可愛すぎたOPでのアナスタシアとミミ

webの原作読みは追いつけないけどアニメでアナスタシア好きになった・待ちきれない!(笑)という方は、(4章はなかなかヘビーですしね)いきなり5章に飛んで読んでみても楽しめる内容になっているかなって思います。

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