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リゼロ(Re:ゼロ)/“妾”な傲慢姫プリシラ・バーリエルの気まぐれは痩せた畑を豊作にする【血染めの花嫁】

   

Re:ゼロから始める異世界生活という物語は、フェルトにレムにラムにベアトリスに、その実幼女アニメの様相も呈しています。

もちろんリゼロは、幼女に萌えるだけのアニメではありません。(幼女という括りを別にレムに萌える作品ではありますけど。)

プリシラ8
唯一、大人な女性のエルザが登場したけど、最初の強敵としての登場で、腸大好きの変態ドMだった…w

その中心は、銀髪でハーフエルフなエミリアという女の子の本当の名前を聞くため、その笑顔を見るため、デートをするために主人公であるスバルが果敢に、そして無残にも死にまくる物語。

プリシラ1
そんなリゼロに幼女キャラが多いのは、ひとまずスバルの子供に懐かれる性格に由来していると言えそうですが、そんな中心的な幼女要素も2章の屋敷編まで。

12話から始まる3章――もとい王選編からはエミリアと同じく、ロリとは言えない女性キャラが数人登場していて、とりわけ分かりやすい容姿をしているプリシラには、どんなSっぷりを見せてくれるのか、楽しみにしている人も多いのかもしれませんね。

プリシラ

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プリシラ・バーリエルという王選候補者

真っ赤なドレスを着ているというだけでも、ある程度その言動も想像がつこうもの。

プリシラ6
橙の髪に赤目。吊りあがった眉。扇情的な胸元に、ドレスや髪飾りにあしらわれた作りの精巧そうな、しっかりターコイズも点在している装飾など、見た目に違わず自称も(わらわ)。とはいえ、扇子を持っているからといって「オーッホッホッホ」なネタ要素はプリシラにはありません。

スバルの意中の人物が既に決定項なだけあってか、実はグイグイいかれると弱い、なんていうお決まりのヒロイン属性もプリシラには特になく、目下と見た人物を貴様呼ばわりする物言いのまま、容姿が真紅と黒の二色を基調とする見た目のままにその言動は、“唯我独尊”の一言です。

プリシラ_5
「気安く妾に触れるでない」
▲ 助けに入ったスバルくん乙(´・ω・`)

その程度は、周囲の人間に「この世界は妾の都合の良いようにできている」とごくごく平然と言い放てるほど。王選の場では、従っていればよい、自分を王にし、味方になれば勝者であると宣言しました。

プリシラ_4
「さてやれ、表に出るとすぐこれじゃ。凡愚風情が涎を垂らして妾に付きまとう」

そうした不遜さはいっそ清々しくもあり、一つの王らしさが窺える中、やはりラムと同じくツッコミ担当になってしまうけど、スバルが引くほどに係わり合いを避けようとする珍しい女性キャラでもあります。(笑)

戦闘レベルはクルシュに匹敵する

唯我独尊、いわゆる愚民キャラとはいっても、エミリアたん的に言って、基本的な部分はすごーくマイペースなプリシラ。

プリシラ_2
実は生粋の読書家、知的好奇心旺盛な一面も持ち合わせてもいて、プリシラは決して他人の話を聞かない独裁者なわけではありません。(読み終えるまで待たせるけど(笑)。)

勝者であると言い切る宣言があながち嘘ではないように、その付き人兼騎士のアルの言うところの“天才肌の山勘”をもってして、彼女の領地の畑は豊作、繁栄を築いてもいて、領民からは意外にも女神様、妾様(笑)と呼ばれながら特に身内を中心に慕われています。

ただ、機嫌を損ねればおしまい。助けを求めて足をなめようとしたスバルを遠慮なく蹴り飛ばしたように、【太陽の加護】でずば抜けている身体能力(リンガを手刀で4つに割れる。)が放つ物理攻撃がたちまち浴びせられるか、天賦の才を発揮する陽魔法で消し炭になっちゃうのかもしれません。

もっとやれる! もっとでかいはずだ! 人の夢は! 終わらねェ!!

プリシラ12
そんなプリシラは19歳。共に20歳であるクルシュが性別に捉われない政治家肌で、アナスタシアが商人肌・童顔なところから、自ずと妖艶なる女エルザの存在が浮かぶところ。

22歳のエルザが大人の女性なら、プリシラはうら若き乙女。

気分屋といい、勘が働くところといい、美の維持のためかのような早寝早起きなところといい、プリシラはリゼロ屈指の女性らしい女性キャラでもあります。(エルザはドMでおっとり系ですし、じゃあプリシラはドSで勝気にしようって考えたのでしょうね。)

プリシラ10
またやはりというか、エルザとともに一応お色気担当でもあって、プリシラはなにげに作中随一の巨乳キャラ。原作者の長月さん曰く、そのでかさは「プリシラ>ミネルヴァ>エルザ」なんだそうで、「もっとやれる! もっとでかいはずだ! 人の夢は! 終わらねェ!!」の信念で相成ったそう。(笑)

プリシラ13
▲ アニメ版のプリシラはちょっと化粧が濃いっぽくて、ビッチっぽいけど、その分若さもあって、逆に気合入っている証拠なのかもしれない。プリシラの不遜さは言わばスパルタ教育家のそれで、いずれ軟化しそうだから

血染めの花嫁はつまらない男と弱者を嫌うけど、手助けをしないわけじゃない

ただ、その隠さない巨乳を始めとする挑発的な色気、絶世の美貌、清々しいまでの不遜さには一応の影があって、彼女に魅入られ、手に入れた男たちは軒並み謎の没落か謎の死を迎えてしまっています。そのためにプリシラの処女は未だ保たれ、ついたあだ名が『血染めの花嫁』。

プリシラ3
その実情は、いわゆる“絶世の美女が持つ悲運”とも言うべき、美貌に虜になった男たちの「つまらなさ」や、次いでプリシラの過剰な自意識に対する勝手な絶望からくる「癇癪」、美貌を糧にのし上がろうとする「野心」などを、プリシラが自ら都度撃退し、なるべく大事にしないように、時には鮮血を伴ったから。(もちろんそこにはプリシラが男を突っぱねて、男の方が絶望の末に自暴自棄になったケースもあるでしょうから、それが「謎の没落」の大体の真相なのかもしれません。

プリシラ14
といっても、恋愛において強者でしかないプリシラに、『血染めの花嫁』なエピソードが影を落としているのかと言うと、難しそうで、実際のところは単純に生家が没落し、人身御供になった過去からだと言えそうです。

「この世の無情は大人も子どもも男も女も関係なく降り注ぐのじゃ。飢餓の飢えが人の大小を選り分けるか? 疫病の魔手が人の貴賎を差別するか?(略)生きとし生ける全てが平等。――ただし、妾を除いてではあるがな」(書籍版短編集1巻より)





 - Re:ゼロから始める異世界生活

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