よくある悪役キャラクター
CVが、愛され声優である子安さんなのもあいまって、アニメ・書籍版でのニグン将軍のキャラクターは、悪役としては、必ず一人はいるほど御馴染みキャラになっています。
オーバーロードでもそうですが、強さあるいは権力的には中間か下の上くらいの位置づけ、そして任務遂行における冷徹さをもってして、ニグン将軍のような悪役は大抵が序盤の強敵役。
いわゆる引き立て役として主人公勢に負けたその後の扱いはアニメによって様々ですが、主要キャラである場合には冷酷になりきれない一面や人間味がクローズアップされたり、終盤には味方になってくれたりする、好きな人は好きなキャラですね。
「せめてもの情けに、苦痛なく殺してやる」(アインズに使われてしまう台詞。)
ニグン将軍も、セオリー通り、任務の遂行的には的確ではあるのですが非道徳的な手段を使い、典型的な正義のアイコンを掲げたガゼフにとどめを刺すというところまで追い詰めます。ですがそれもアインズが来るまで。
「全天使で攻撃を仕掛けろ!」
これまたセオリー通り、本当の主人公であるアインズが来ると歯が立ちません。いわばガゼフが主人公で、アインズが主人公の眠っていた真の力といったところでしょうか。
だんだんとあせり始め、最終兵器ドミニオンを持ち出すにいたってもあっけなく消されてしまうのですが、その力の差は圧倒的で、しかもここはダークヒーローアニメらしく、アインズから嘆かれてしまいます。
さしずめその力の差は、毎度のように空の彼方に吹っ飛ばされる、バイキンマンやロケット団級かもしれません。
「ま…まっ、待って欲しいアインズウールゴウン殿…いや、様!!命を助けて下さるなら…望む額を用意致しま…」
ここでも顔芸。(笑)
ただ、書籍版ニグン将軍には救いがない
アインズがアルベドとシャルティアから熱い求愛を受けているように、悪魔の世界では、強者は支配者であると同時に絶対的な権力でもあります。
アインズは守護者たち悪魔の主として振舞ううちに、そういう悪魔らしさが身についていくのですが、書籍版、漫画版のニグン将軍の末路もこれにならったものなのかもしれません。
あまりにもかわいそうな最期。これを見ると、ウェブ版での生存にちょっと安堵してしまいますね…(笑)。
シャルティアとの対決など、書籍版での少々かわいそうな末路の線も濃厚ですが、登場はもうこれっきりかもしれません。アニメ版ではどうなるのか、気になるところです。
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オーバーロード
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