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鉄血のオルフェンズ/49話感想 純粋に生きた男マクギリス野望に死す――鉄華団最期の戦いは最後まで生きるための戦い!

      2017/04/11


ギャラルホルンによる鉄華団掃討作戦。その開始の時が刻々と迫る中、マクギリスの脱出に便乗して包囲網を突破、無事アドモス商会に辿り着いたオルガやクーデリア一行。なんとかアーブラウの蒔苗先生とコンタクトを取り、アジーら新生タービンズの助力を得たことで火星脱出計画に一筋の光明を見出します。

しかし鉄華団を包む悪意の牙は予想外の場所からオルガを襲い――それでも前に進むことを諦めない少年達が戦う機動戦士ガンダム鉄血のオルフェンズ第四十九話『マクギリス・ファリド』のレビューです。

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鉄華団最期の日


オルガの死――それはノブリスの配下が独断専行で行った行動でした。その事実が伝えられ、オルガの仇討ちに逸る鉄華団の面々。困惑する鉄華団幹部の面々ですが、そこに三日月からの召集命令が伝えられます。


三日月「俺の…オルガの命令の邪魔をする奴はどこの誰でも全力で潰す。どこの誰でもだ。分かった? なら…死ぬまで生きて命令を果たせ」

バルバトスから演説を行う三日月。それはオルガの遺志を継ぎ、前に進むこと――生き残る道をまさかの三日月が皆に示します。

「生きて、目的地に辿り着いて、バカ笑いをする」ために。


一方その頃宇宙に上がったマクギリスは旧革命軍と合流。存命者全員を退艦させ、ハーフビーク級戦艦を唯一人操りラスタル討伐に向かいます。


火星の鉄華団本部では作戦時刻となりGHの総攻撃が始まります。圧倒的な物量で攻めて来るGH軍に対し、鉄華団は脱出する時間稼ぎのために防衛のモビルスーツ隊が出撃。あまりの戦力差に苦戦を強いられます。


ガンダムのTVシリーズでラストが地上戦で終わるパターンは極めて珍しいですね。Gガンダムでもラストは宇宙戦でしたし。

局地戦を舞台にしたOVAでは珍しくありませんが、そういった意味ではやはり鉄オルは『戦争』をテーマにしているのではなく、局地戦――紛争がテーマだったんでしょうね。


ハッシュ「まだ…まだだ…俺は決めたんだ.…ビルスの代わりになるって…あの人に追いつくって…なのにこんな所で終われねぇ!」

ラフタの形見でもある辟邪に乗り込み戦ったハッシュですが、地上戦のデータ不足から性能が発揮されずGH軍の猛攻により致命傷を負ってしまいます。


ハッシュ『三日月さん…行ってください…ここは俺の持ち場です…いつか…ぜってぇ追いつくんで止まんないで…先行って…』
三日月「…分かった。ここはお前に任す。頼んだぞハッシュ」

通信の様子から全てを悟った三日月は振り返る事無く前へと進みます。三日月の返答に小さく笑みを漏らすハッシュ。多くの犠牲を出しながら、戦いは激化の一途を辿ります――


そしてその頃宇宙でもマクギリスがラスタルに最後の決戦を挑んでいました。

ハーフビークを囮に独りバエルで特攻をかけるマクギリス。その行く手をガエリオ操るキマリスヴィダールが立ち塞がります。


ガエリオ「お前の目には俺は見えない。お前には俺の言葉は届かない――俺を見ろ!!」

新旧2機のガンダムフレームの激突。互いを潰し合うその戦いはラスタル乗艦のハーフビーク級艦内にまでもつれ込みます。


マクギリス「まだだ…後少しだ…」

ラスタルを仕留めることに最期の命の炎を燃やすマクギリス。その進む先にはやはりあの男の姿が…!


ガエリオ「まだ死ぬな。俺を見ろマクギリス!見ろ!お前が殺した男だ。そしてお前を殺した男だ!」


マクギリス「ガエリオ…お前は俺にとっ…」
ガエリオ「言うな!お前が言おうとしている言葉が俺の想像通りなら…言えば俺は…許してしまうかもしれない!」

しかし既にマクギリスが事切れていることに気付き、ガエリオは大粒の涙を流すのでした。


ラスタル「そうか。ではそろそろ幕を下ろすとするか」

そしてマクギリスの死を知ったラスタルは最後の命令を下されます。果たして鉄華団の運命は――?

マクギリス、その野望の果てに


トド「では旦那。ご武運を」

今回ラスタルに独り戦いを挑み、その野望の果てに散ったマクギリス。

バエルとキマリスの激突やマクギリスとガエリオの最終決着など、見処は非常に満載でしたが全くのノープランで最後まで正面から戦いを挑むというのは正直意外でした。


ある意味彼は純粋過ぎたのかもしれません。そしてアグニカ・カイエルとガンダムバエルの伝説(もしかすると後世の後付?)を、あるいはGHの理念を信じ過ぎていたのか。もしかすると疑似阿頼耶識の施術を受けたことで(本人が自覚出来ない)認識に何らかの影響を受けてしまったのかもしれませんが。


どちらにせよバエルを入手後は最後まで、正々堂々、節を曲げることはありませんでした。ジュリエッタ曰くの勝つためならどんな手段でも厭わない、『汚い大人』になり切れなかった――ピュアなまま、己の理想に殉じて逝った、そう描きたかったのでしょうか。


ただ個人的にはマクギリスにはもっと理想を実現するためにあらゆる手を尽くす、陰謀にも手を染め策を弄する、目的のためなら知古や己さえも犠牲にするようなもう少し計算高いキャラクターであって欲しかったですね。少なくとも1期ではその片鱗がありましたから。


また今回ここに至ってトドが再登場し、最後までマクギリスに付き従っていたこともかなり意外でした。モンターク商会の専務とはいえ、早々と見切りをつけ、会社の金を持ち出して逃げているものとばかり(笑)

生存フラグの立った今後の彼の行方もちょっとだけ気になる処ですね。

次回、完結…?


終末迫る火星決戦。果たして鉄華団の脱出作戦は成功するのか? 火星に降下するジュリエッタの乗機や、ラスタル言うところの「例の部隊」が気になります。またマクギリスを手に掛け生き残ってしまったガエリオの今後の行動は…? またイオクに汚名返上のチャンスはまだ残されているのでしょうか?


二人「三日月…?」

いよいよ鉄オルも次回で最終回。果たして残り30分でどう纏めるのか非常に楽しみです。

誰が戦場に散り、そして誰が生き残り、鉄華団の真実を語り継ぐのか。色々気になるところもありますが、一番注目したいポイントは『黒い大人』の代表格であるラスタルとノブリスの2人の今後です。このまま放置、生存するのか…あるいは大ドンデン返しが来る?

(ごとうあさゆき)

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