ロズワール邸に代々住まう可憐な守人
アニメでリゼロ初見の人は、彼女のロリっ娘な外見から精霊だと想像するのはちょっと難しいのかもしれません。なぜってベアトリスは見た目11~12歳で、フェルト、レム、ラムと続くリゼロ四大幼女の一人で、パックのような動物的な精霊感もないから。
くわえて公式の説明も「まるで妖精のような印象を見るものに与える。」と妖精で例えた説明文で上手くはぐらかされていますし、妖精か、事情のある人間か、その辺りの予想に落ち着くというのも当然といえば当然な話です。


▲ 精霊は居丈高なのが基本だけど、パックといい、ベアトリスといい、リゼロの精霊は「フェアリー」感が漂う
そんなベアトリスがロズワールの屋敷に居ついているのは、契約のもと、代々ロズワール家の禁書庫を守ってきているためですが、その年月は精霊らしく400年もの月日に到達しています。(といっても見た目からは全然そう思えない。)
もちろん魔法も使えて、いわゆる闇系、スバルの言うデバフ系だったり、いわゆる時空干渉系などの「陰系統魔法」の使い手。しかも、ベアトリスの陰系統使いとしての腕前は陰系統の極地とも呼び名も高く、ロズワール家の禁書部屋兼私室を隠しているのを始めとする、空間転移や時間凍結、空間断裂や存在固定など凄まじい数の魔法(それと名前の威圧感)を持ってもいて、最強は彼女かパックかラインハルトかと判断してみたいところ。

ただ、やっぱりそれなりに代償もあって。魔力を自分で回復できなかったり、大気中のマナを扱えなかったりと、欠点もあることにはあるのでした。
ベティーは別に、スバルの一番になったから禁書庫を出たわけじゃないのよ。スバルをベティーの一番にしたいから、禁書庫を出てきたかしら

▲ 同じく「~かしら」なカナリア(そういえば、あれ?おでこキャラに、プチドリルに…w)
そんなベアトリスは精霊で、パックとも大分親しいわけですが、「~かしら」という幼さを感じる口癖や、意地っ張りの性格、面倒見の良さなどから、常にマイペースなパックほど精霊らしくはありません。(それがまたいい味を出してもいて、スバルを演じる小林裕介さんやエミリア役の高橋李依さんからお気に入りのキャラとして挙げられている。)

▲ ( ´ω`)ζ(´∀`*)ζ ここすきw
小林さんたちも言っていますが、エミリアと通じているパックとは違って、序盤からスバルが素を出せる稀有な一人として、そしてスバルの契約精霊として、スバルやエミリアに待ち受ける様々な魔女で困難な運命をサポートすることになります。

スバルの嫁を宣言した上での貞淑さ+可愛さで返り咲いてヒロインになったレムと同じように、スバルのKYっぷり、もといその抜群の打ち解けやすさに“精霊的な孤独”を救われている節もあってか、ベアトリスのその肩の入れっぷりは作中でも随一です。(結論:スバルは人外にモテる!)
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Re:ゼロから始める異世界生活
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