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鉄血のオルフェンズ/33話感想 アーブラウ争乱終結。戦後処理と新たなる戦いのその先へ――タカキの離脱と燻り始める火種

      2016/12/03

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マクギリスの投じた一石によって怒涛の新局面を見せたアーブラウ戦役。流されるまま戦わされ多くの犠牲を払ったタカキたち鉄華団地球支部。ガラン・モッサ指揮するモビルスーツ隊はマクギリスを強襲し、彼の生命をその銃口の視界に収めます。

しかし彼が掴みかけたその勝利は、次の瞬間空から現れた白い悪魔によって阻まれる――ひとつの戦いが終わり、次の戦いが始まる前の僅かな平穏が訪れる機動戦士ガンダム鉄血のオルフェンズ第三十三話『火星の王』のレビューです。

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鉄華団の戦後処理

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SAUとアーブラウ、両経済圏がマクギリスの和平調停を受け入れたことで表向きの戦いは一先ず終結。しかし結局アーブラウ側を扇動したガラン・モッサなる人物の正体は謎のままでした。ギャラルホルンは最高評議会であるセブンスターズの会議でもマクリスへの非難と擁護の意見が飛び交う有様です。

誰もこの件に関して責任を取ろうとも、調査・介入の事後処理を請け負おうとしません。完全に組織が硬直化している有様です。

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会議終了後、お互い何食わぬ顔で談笑するマクギリスとラスタル。まさに仮面を被っての道化芝居。

そして独自のネットワークを持つ石動をもってしてもガラン・モッサの正体は不明。その名すらも偽名であり真の名や経歴は一切謎――人一人の経歴を完全に抹消出来る権力がそうそうあるとも思えません。このことだけ見てもマクギリスはガランの背後にラスタルがいたことを察します。

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もっとも逆に言えば、ラスタル側はガランの正体を偽装するカバーストーリーを用意する暇さえ無かったとも言えるでしょう。それだけマクギリスの動きが拙速だったということ。まさかラスタルも熟練の傭兵たる友の命を賭けた嫌がらせ作戦がたった1ヶ月で終わるとは予想だにしていなかったでしょう。

なおプラモデルの説明書の設定コメントによれば、ガラン・モッサは元ギャラルホルンの腕利きMSパイロットだったそうです。

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その頃一方鉄華団。彼らは犠牲となった団員を偲びつつも地球からの撤退を決定、その準備に大わらわでした。

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蒔苗「老いぼれを助けるために若い命を散らせてはあの世で悔やみ切れんからな」
クーデリア「蒔苗先生はもっと冷酷…あっ、いえ、情に流されず冷静に物事を判断する方かと思っていました」

テロ事件を辛くも生き残った蒔苗。多くの防衛軍・鉄華団の人命を損ねたことに哀悼の意を捧げます。その意外な姿に驚くクーデリア嬢。

そんな蒔苗はクーデリアに予想外の取引を持ちかけます――

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事件が一段落着き、モンタークに変装したマクギリスは改めてオルガと会談。今後の目的を語ります。アリアンロッドのラスタルを排除した将来、その後鉄華団にもたらされる報酬について語るのでした。

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マクギリス「私は確信しているんだ。君達の力を借りることが出来れば私は必ずギャラルホルンのトップに立つことが出来る。その暁にはギャラルホルン火星支部の権限全て鉄華団に移譲しよう」
オルガ「…は?」

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マクギリス「その権限を君達が持つとなればそれは鉄華団が火星を支配するということだ」

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オルガ「火星を支配?」
マクギリス「ああ、そうだ。君達は火星の王になる」

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マクギリスからもたらされた驚きの提案。それは全ての事態がマクギリスの思う通りに進行し、解決した暁にはギャラルホルン火星支部の全権力を鉄華団に移譲するというものでした。

つまりそれは火星独立へ向けての道筋を付けるということ――

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メリビット「大問題よ。鉄華団があまりに大きくなり過ぎれば対外的な立場は逆転することにもなりかねない」
オルガ「もちろん、ちゃんと名瀬の兄貴に話は通す。その上で身の振り方は考える」

現状空手形には違いありませんが、あまりにも巨大な報酬――権力です。なぜならそれは同時に木星圏を支配するテイワズと鉄華団はほぼ互角かそれ以上になるということでもあります。

ただしこれが彼らの旅の終着地になるのか、それともまだの旅の途中なのか――それは未だ分からないのですが。

タカキの決断、それを静かに見守る鉄華団の兄貴分たち

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タカキ「俺はフウカを泣かせたくない。火星の王になれば、でっかい幸せが待っているのかもしれない。だけどそのことで今、側にある幸せを捨てなければならない…俺にはそれが出来ないんです」

オルガはマクギリスの提案を受け入れることを鉄華団の主要メンバーに伝えます。ほとんどのメンバーは賛同しますがタカキは自らの意思で鉄華団を退団する決意を固め、オルガに伝えます。

残されたたった一人の家族を守るために。

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鉄華団は地球を去り、タカキとフウカはアーブラウに残ります。

背広姿をしているところを見ると就職活動をしているのか、あるいはフウカとの応対を見る感じだと就職は決まったけど職場ではあまり上手くいってない、そんな感じでしょうか。慣れない事務職なのでしょうか?(笑)

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個人的には蒔苗の秘書見習い…というか、書生ですか、政治家・蒔苗先生の所にお世話になっているのでは、と考えています。今回クーデリアを後継者にと誘っていたのがその伏線なのかな…と。

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MS操縦の力量はもちろん、実戦経験も豊富で指揮能力も高く(メンタル面はこれから鍛えれば…)、見識も広く、何より若いのがポイントです。立ち上がったばかりのアーブラウ防衛軍にとっても喉から手が出る程欲しい人材でしょう。

政府側の背広組や軍側の幹部候補として、実戦部隊の教導官として、将来性は非常に高いので蒔苗が手元で育てる可能性は十分に考えられます。またSPとしても十ニ分に有能でしょうし。

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そして地球に残ったフウカ共々、アストンや死亡した鉄華団地球支部メンバーのお墓参りを欠かさないことでしょう。心優しいこの兄妹なら――きっと。

新たなる火種…?

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火星の王――戦いの先にある大いなる力がまるで競走馬の先にニンジンが吊された様に提示された鉄華団。

しかし火星の王になるということは、同時に多くの火種を抱えるということ。メリビットが懸念する様に、テイワズの内部――特に専務であるジャスレイ・ドノミコルスの妬みや嫉みを買う可能性は高いでしょう。血生臭い内部争乱となるか、はたまた陰謀劇が繰り広げられるかは分かりませんが……

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とにかく目の前に近づいたアリアンロッドとの直接対決がどの様な形で始まるのか、またその歴史のうねりの中で鉄華団の面々がどう生きるのか、次の展開が楽しみです。

取り敢えず次回はガエ…じゃない、謎の仮面男のヴィダールさんがついに行動を起こしそうなので期待大です。

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ヴィダール「君の様な人間を知っている…尊敬する上官に拾って貰った恩を忘れず、上官の存在を誇りとして戦い抜いた…」
ジュリエッタ「その方は今どちらへ?」
ヴィダール「今は…近くにいる」

「近くにいる」とはどういう意味でしょうか。アイン彼は死んだがその魂は常に自分と共にあるという意味なのか、それとも物理的に――あのガンダムフレームの中にシステムと一体化した彼が一緒に搭乗、ヴィタールと共に戦うのか? この先の展開が非常に気になるところです。

それにしてもこれで謎の仮面の男の正体はやはりガエリ…に決まりですかね? 一時はもしかするとアイ…か?とも思っていたのですが。しかしとすれば、なぜマクギリスが彼にトドメを刺さなかったのか、その理由も気になるところですね。

(ごとうあさゆき)

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