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天鏡のアルデラミン/10話感想 族長は幼馴染!? 迫り来る危機にまさかの帝国とシナーク族の共同戦線! そしてついに黒幕登場――その名は『不眠の輝将』

      2016/09/21

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激しいシナーク族の総攻撃を多くの犠牲を払いながらも何とか凌いだ北域鎮台本隊。戦いに敗れた族長ナナクが落ち延びた先で見たものは、炎に焼け落ちる村の姿でした。

戦いの裏で蠢く影――シナーク族を陰から操っていた黒幕がついに動き出すねじ巻き精霊戦記 天鏡のアルデラミン第十話『ラ・サイア・アルデラミン』のレビューです。

9話感想
11話感想

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戦後処理。士官の戦いは戦闘が終わってからが本番です

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焼け落ちる村、それは北域鎮台の別働隊が行っていた狼藉でした。もっとも焼き討ち自体は司令部の命令だったのかもしれません。ナナクは一人帝国兵に挑みますが、所詮は多勢に無勢、あっという間に取り押さえられてしまいます。

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そこに駆けつけるイクタとヤトリ。サザルーフ大尉は友軍が理性を取り戻すまで放置する考えの様でしたが、イクタは既に次のステージの状況を考えていたのでしょう。族長の身柄を安全に確保すべく行動に移します。

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イクタ「勇者でもいい…戦士でもいい…でも、ケダモノはアウトだよ…」

9話の下ネタを踏まえた台詞。ナナク救出のこの辺りの下りはほぼイクタの独断専行に近い行動ですが、ある程度の自由裁量権とサザルーフ大尉の立場(プラス事後報告)を利用してるっぽいのがイクタの狡賢いところです。大尉を利用していると言えるのかもしれません。

でもそれを黙認、イクタの優秀さを認めているのが大尉の度量の大きさと人間的魅力なんでしょう。

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族長の身柄確保に成功したイクタですが、上層部には身柄をすぐに差し出してないのもポイントでしょう。渡せばどうなるか分かっていたので状況が落ち着くまで(ほとぼりが冷めるまで?)匿うつもりだったのかもしれません。

次々に変化する状況――それはイクタの予想をも上回って?

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状況の変化は思っていたよりも早く起きました。まるで見計らった様に姿を現すアルデラ教団の使者。北域鎮台の精霊虐待の現状を告発するためです。

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慌てた中将に使者の追跡、足留めを命令されたイクタ中隊ですが既に山脈近傍までアルデラ神軍が接近していたことに気付きます。その数は万全の北域鎮台総戦力に匹敵する戦力です。

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現在の残存戦力は8千にも満たず、しかも連戦激戦を繰り広げたばかり。さらに後方の戦力はほぼ怪我人と病人だらけの有様です。あまりにも絶妙なタイミング。全ては裏で画策し糸を引いた者の企てなのでしょう。

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混乱に陥る北域鎮台上層部。イクタに入れ知恵された大尉は中将に進言。作戦は認められ大尉率いる大隊600名が前線に残りしんがりを務め、敵の足止めと本隊の撤退を支援することになります。

黒幕登場――戦いは次なるステージへ

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族長ナナクとの会談を成功させたイクタはシナーク族と協力してアルデラ神軍の進軍を遅らせるための工作に取り掛かります。

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帝国軍が取った作戦はアルデラ神軍の進行ルートにある大森林地帯を盛大に燃やし、足留めを喰らわすこと。

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これを見たアルデラ神軍の指揮官はオブザーバーとして同行していたキオカ共和国の将校を召喚、対応に当たらせます。

結果アルデラ神軍はこちら側からも火を放ち、延焼範囲を潰すことで火を消す策を用います。そのソツの無い作戦行動にイクタやヤトリも感心し、敵軍にいる智将の才を褒め讃えます。

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同じ頃、天幕で作業するジャン・アルキネクス陸軍少佐もまたまだ見ぬ帝国軍の智将を褒め讃えていました。少ない時間、限られた戦力、あまりに限定された綱渡りの状況で最も効果的な策を用いる――帝国に稀有な軍才を持った人間がいたことを肌で感じ取っているのです。

既に目に見えない戦いはもう始まっていました。『眠らずの輝将(きしょう)』と『常怠常勝』――果たしてこの天才二人の知恵比べの結末やいかに…?

幼馴染は族長様――ナナクという少女

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新章のキーヒロイン、シナーク族の族長ナナクですが戦争が終わって今回、ようやく初めてキャラクターとして深く掘り下げられました。

実はイクタと彼女は幼馴染だったことが発覚。子供の頃夜這いをして来るくらいの関係で、6話で(北域鎮台に出張する前に)イクタが語っていた山岳民族に対する好感の源泉でもありました。つまりこれまでのナナク対ヤトリの戦いは、イクタにとっては幼馴染同士が修羅場って戦っていた、ということでもあって……

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そんなナナクへ筋を通すため、イクタは今回小指を刻むという行為で身の証を立てます。

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かつて自分がイクタに教えた村に伝わる伝承。文字通り身を切ることで誠意を示したイクタに強く心を動かされるナナク。幼い頃でその言葉の意味を正しくは知らなかったとはいえ『夜這い』をする程イクタのことが気に入っていたのですから、あるいは初恋だったのかもしれません。

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イクタ「出来ればこれからも君の事を、ナナと呼ばせて欲しいんだ」

族長へ提示した3つの願い、その最後は全く帝国とシナーク族に関係の無い、そして最もナナクの感情を強く揺さぶる、ダメ押しになる口説き文句でした(笑)

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これにはさすがのヤトリも呆れ顔を浮かべています(笑)

しかしその理屈を超えた誠意を示したことによりナナクはイクタ曰く『虫の良い話』を受け入れることに。異教徒排斥のアルデラ神軍を前に、つい先程まで戦争中だった帝国軍とシナーク族が協力して相対することになります。

北域動乱、いよいよ最終ステージへ!

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ついに現れた真の黒幕、キオカ共和国の麒麟児ジャン。

幽霊部隊《カラカルム》を密かに送り込み、シナーク族と帝国の間に確執を生ませ、煽り、北域鎮台には精霊虐待を行わせ、重職の人間を暗殺し混乱させる。全ては帝国を弱体化させ、精霊虐待を名目にアルデラ神軍を動かし北域を帝国から奪う策――キオカはちょっと口を出すだけで帝国の力を大きく削ぐことが出来ます。

うまくすればアルデラ神軍と挟撃することもさえ……まさに次の戦争をより良く有利に進めることが出来る見事な戦略です。

東域鎮台の敗北は政治的に切り捨てられた、いわば『帝国がわざと負けた戦い』でしたが、それが引き起こした事態は東域のみに留まらず、キオカは貪欲に帝国領に押し寄せる結果に。この事態を政治家達はどこまで想定していたのでしょうね。優秀な将を失い、戦況はどんどん悪化している模様ですが。

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しかしアルデラ神軍とジャンに誤算があるとすれば、今北域鎮台軍はイクタがいるという事実でしょう。彼の存在は全くの無名、かつ帝国軍はサザルーフ大尉が指揮をしている――表向きはそうなっています。ジャンが情報を集め、データを分析し策を弄すれば弄するほど、その誤差は大きく開いていきます。

眠らずvs常怠、清廉な働き者対好色な怠け者――波乱の動乱、その第2ラウンドは騎士団と士官候補生部隊が背水の陣で望む命懸けの戦いとなるのでしょうが果たして二人の天才、どちらの読みと計略が上回るのか? 非常に楽しみなところです!

(ごとうあさゆき)

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