不機嫌なモノノケ庵／6話感想　人間とは関わらない。安倍を変える花繪の言葉

江戸っ子なウナギ

モノノケ庵に戻り、心得を完璧に破ったことを心から反省する花繪。そんな花繪にモノノケ庵は「隠世嫌いになった？」と尋ねる。怖かったけど、良いこともいっぱいあった。モノノケ庵の言う通り、隠世に行って良かったと答える花繪。その答えを聞いたモノノケ庵は少し間を置いてから「ありがとうねハナエ」と返す。


モノノケ庵の次の仕事はおばあさんの指輪探しだった。亡くなった旦那さんと自分の指輪両方をつけていたおばあさんは、散歩中に自分の指輪を小川に落としてしまった。そして、旦那さんの指輪に憑いている妖怪が、隠世に帰る前にその指輪を見つけておばあさんに届けたいとモノノケ庵に依頼していた。


依頼人との待ち合わせ時間になっても、担任教師の娘自慢の話が長引きホームルームが終わらない。顔面蒼白な花繪と、殺人鬼のような目で担任を睨んでいる安倍に気づいたフッシーが、コンビニ行きたいから帰りたいとファインプレーで担任の話を終わらせる。光の速さで教室を出たふたりは……。


モノノケ庵を通って待ち合わせ場所の小川に着いたふたり。しかし6分の遅刻。そこへ現れた妖怪はウナギのような姿をしていた。遅刻を攻めるウナギ妖怪に絡まれながら、安倍はそれぞれに紹介をする。マンジロウさんと呼び挨拶をする花繪に、「さん」なんてむず痒い呼び方すんじゃねぇ、マンジロウで良いってことよ。と江戸っ子口調のマンジロウ……。


確かにモノノケ庵から貰ったしおりの心得をことごとく破っていましたねｗ　安倍さんの磁石みたいに次々トラブルと引き寄せていたという表現がまさにぴったり！と思いました(　´∀｀)b

ウナギ妖怪のマンジロウ、最初は可愛いと思ったのに想像以上に江戸っ子でした(*ﾟдﾟ)　この妖怪がおばあさんに指輪を返したがっている理由が気になります！

返し方ノープランですか！？

既に安倍が3回探して見つからず、今回で4回目になる指輪探し。なかなか見つからない指輪にマンジロウは不安を抱いていた。そんなマンジロウに花繪は絶対大丈夫だと言い切る。昔からピアスとかはさみとか金属類の捜し物は得意だと、自信満々に探し始める花繪……。


マンジロウも川に飛び込み一緒に探すも、川から上がり咳き込んでしまう。現世では憑いているものから離れると体が弱り、最悪消えてしまう。危険だと判断したらたとえ指輪が見つかっていなくても無理矢理祓うとマンジロウに言い渡す安倍。ちょうどその時、花繪がふたりを呼ぶ声が……。


15分くらいかかっちゃいました。と明るく登場した花繪は、本当に指輪を見つけてきた。マンジロウが確認すると、おばあさんの指輪で間違いないと。花繪に巻き付いて喜ぶマンジロウ……。


ところで、どうやっておばあさんに返すんですか？という花繪の質問に答えが出ない安倍。妖怪が見えないおばあさんに突然、知らない男2人で指輪を届けたら怖がらせてしまうのではないか。一行に返し方が出てこない安倍に花繪は、返し方ノープランですか？……。


あっさり指輪を見つけて来た花繪にびっくりです。まさか、本当に何か特殊な能力を持っているのでしょうか！？(；・∀・)　マンジロウが無理して必死に探す姿や、見つかった時の喜びを見ると本当に大切なものだったんだと実感しました。あと、一生懸命指輪を探すモジャが可愛いです(*ﾉ∀ﾉ)　さて、いったいどうやって返すのでしょうか……。

マンジロウをおばあさんの記憶に……

ただ指輪を返すだけじゃなく、マンジロウが一生懸命探したことをおばあさんに伝えたいと言う花繪。それを聞いた安倍は余計なことはしないと言い切る。妖怪の存在を人間に伝えるのは難しい、今までの経験から、最悪は不審がられて指輪を受け取って貰えないこと、最良は極力人間に関わらずに済ませること。安倍は返し方を考えていないのではなく、確実な方法を知っていたのだった。


指輪を返せないくらいなら想いは伝えられなくて良いというマンジロウ。花繪も他に良い案が思いつかず、マンジロウにお詫びをする。モジャも安倍の意見に賛成し、満場一致でおばあさんにバレないようにポストにそっと返すことになった。マンジロウの道案内でおばあさんの家を目指すも、どうしても他に良い案はないかと考えてしまう花繪……。


すぐそこだと言われ、マンジロウに着いて歩いたふたり。その家までの距離は、安倍がモノノケ庵を呼べば良かったと後悔し、花繪がチャリを使う距離と言うほど遠かった。シャッターの閉まった店の前で、何かの店だったの？というふたりの問いに「ウナギ屋だ」と答えるマンジロウ。「あぁ」と納得するふたり。


店の裏へ行き、自宅のポストへ花繪が指輪を入れることに。しかし、花繪の心の中はまだもやもやしていた。妖怪には人間が見えるのに、人間には妖怪が見えないから、いつも想いは妖怪からの一方通行になってしまう。人間にも妖怪が見えればいいのに……。そこで、花繪は気づいてしまう。あれ？じゃぁ俺は？……


花繪の気持ちも安倍の言い分もどっちもわかるから苦しいです。こんなに一生懸命なマンジロウの想い、やっぱりおばあさんに届けてあげたいですよね(つд；)　そして、花繪がついに気づいてしまいました。私の疑問でもある、なんで花繪は妖怪が見えるのか？安倍さんとは違う何か深い理由がありそうですね……。

人間と関わるなって言っただろ！！

花繪が指輪をポストに入れる前に、おばあさんに見つかったふたり。指輪を持っていることもバレてさらに怪しまれる。何も言うな、手を振り払ってポストに早くそれを入れろという安倍とマンジロウ。花繪は、俺たちも人間、人間が無視したら何も伝わらない！と安倍に反論する。


マンジロウという方に大切な指輪だから返して欲しいと頼まれたと、安倍は伝える。詳しくは話せないがどうか指輪を受け取って欲しい。その言葉に更に不審な反応を見せるおばあさん。やっぱり、こうなるんだと、フォローしようとする花繪に何も言うなと諦めた表情を見せる安倍。やっぱり伝わらなかったと……。


突然、大笑いし、そうかマンジロウに頼まれたのかと納得するおばあさん。マンジロウはおばあさんの亡くなった旦那さんの名前だった。安倍はおばあさんに想いが伝わったと驚くも受け取ってくれたことにお礼述べる。花繪につけて貰った指輪を眺め「マンジロウ、ありがとね、マンジロウ」とつぶやくおばあさん。


想いが届いたマンジロウは涙を堪えて、おばあさんに巻き付いて喜ぶ。その様子を眺めながら、いつからか伝えることすら諦めてしまっていた自分に気づく安倍。見えなくてもこうやって伝わることもあるのかと優しい笑顔を浮かべる。指輪のお礼に夕飯にウナギをごちそうするというおばあさん。ウナギという言葉に動揺する花繪とマンジロウ。


その時、安倍が何かの恐ろしい気配を感じ振り向くも、そこには何も居なかった。「みぃつけた」という声のした安倍の背後には……。続く。


マンジロウの想い、届いて良かった(；Д；)　おばあさんのキラキラした笑顔と、「ありがとうねマンジロウ」の呼びかけに涙をぐっと堪えるマンジロウの姿に、涙が溢れてしまいました。亡くなってもおばあさんを想い続けるなんて……。おばあさんが羨ましいです(つд；)

花繪の言葉と行動で、考えが少し変わったように見えた安倍さん。伝えようとしないと伝わらないのは人間も妖怪も一緒ですね。今回のお話は、家族や恋人、友人など、大切な人を思い浮かべると、より心にグッときます。いやぁ、久しぶりにしっかり泣かされてしまいました(´∀｀*)

しかし、最後はいきなりのホラーテイストに鳥肌でした。アニメはイヤホンして見る私なので、それはもう怖かったです。後ろ振り向きそうでした((((；ﾟДﾟ))))　あの足跡はもしかして、ずっとオープニングに……。真相は気になりますが、来週まで我慢します！　では、また来週です( ・∀・)ﾉ

（saku）

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