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リゼロ(Re:ゼロ)/タイトル回収した18話はレムの愛に震える必然的な神回だった【初恋は…】

      2016/08/05

14話でレムはかつて、ユリウスにぼこぼこにされ、想い人であるエミリアと決別までした後のスバルに対してこんな言葉を言いました。「情けないと思う事と一緒にいる事とは矛盾したりしませんよ」

それから、

レム愛
「それに命じられていなくてもレムはきっと残ってました」

レム愛1
「…何でだ?」
「レムがそうしたいからです」


ここだけを見たら、ちょっと言葉は深めだけど、レムは単純に天使なヒロインと言えたかもしれませんね。

ただ、二人の結婚後記事でもまとめたところでもありますけど、獅子奮迅の活躍を見せるレムのその守護天使っぷりは、14話から17話にかけてきちんと証明されていきました。

レム愛20
まさかのほとんど会話な18話「ゼロから」は、そんなレムのスバルへの想いの集大成な回と言えました。

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駆け落ちという一つの選択が導くリスタート

レム愛7
「俺と一緒に逃げよう。どこまでも」

基本的に好きな人から駆け落ちしようと言われて断れる女性はあまりいないとされてきました。20世紀以前の物語には、リゼロのような大作長編であれ面白おかしい短編であれ、駆け落ち話がごろごろあって、駆け落ちそのものが流行った時勢もたくさんありました。

今だと女性が男性に駆け落ちをもちかける逆パターンもありそうで、話としても面白そうではありますけど、リアルではやはりアナログであり、重さもある駆け落ちの大恋愛は減っているのでしょうか。

レム愛15
「これから王都を出てずっと西に、それか北に向かう。寒いのは苦手だから個人的には西が一押しだ」
「ま、待ってください! 今のスバルくんの言い方だとまるでルグニカではない違う国へ向かおうとしているような…」


もちろん「好き」の度合いにもよるでしょうけどね。いくらかそういう人たちを見てきましたが、個人的に駆け落ちの決断をする人たちの属性は同じだと考えます。破滅を受け入れられるという破滅的属性を持つという意味でも、いったん破滅を受け入れてその上で新しくやり直すことができる強さを持つという意味でも。

レム愛16
「竜車を手に入れて西へ向かおう。ルグニカを出てずっと西…カララギだったか?そこで小さな家でも買って二人で暮らすんだ」

人とのつながりを捨てる。
収入と生活環境を捨てる。
夢を捨てる。
全てを捨てる。
国を捨てる。
そして一人の女性と生きようとする。

女子中高生を一回り年上の男性が唆す犯罪的な部分は抜きにして、両親に交際や結婚を反対された末の駆け落ちなど、駆け落ちの実態は、いわゆる「愛の逃避行」であることもそうですが、生活、仕事、人との繋がり、あるいは国外逃亡など、全てにおいてのリスタートです。

捨てるという行為と逃げるという行為は、その程度はどうであれ、出来ない人は本当にできません。(特にそれは男性が。)だからこそ、究極の逃げの一手である駆け落ちは果敢さも多分に含んでいて、ベクトルは違えど、一種の勇気ある行動とも言えます。

レム愛8
「スバルくんが逃げようと思った時、レムと一緒に居たいと思ってくれたことが今は心の底から嬉しい」

駆け落ちを持ちかけられた側としても、レムがこれ以上もないくらいの可愛さを見せていたように、自分の好きな男が自分のために(あるいは絶望や、どうしようもない何かからの逃亡を目的であったとしても)全てを捨て、一緒に生きようと決断するのですから、女性として、気持ちの上では嬉しくないわけありません。

レム愛11
「スバルくんが笑ってその未来を望んでくれるなら…レムはそうやって死んでも良かったと本気で思います」

駆け落ちを持ちかけられた女性が自分の好きな男のこれからを一心に、まるでその男性のこれからの人生の“歯車”か何かみたいに犠牲的に考えるとき、でも、自分がその男といる喜びより、できれば男の方が自分と一緒にいる喜びを見せて欲しい。見せ続けていて欲しい。

レム愛9
「俺か、俺以外か、選んでくれ」

レム愛10レム愛14
でもスバルはそれを見せることが出来ませんでした。頭を下げて、まるでレムでない何かにすがるようでもありました。

レムが見たかった英雄の姿は自分に笑ってくれるのはいいけど、救った相手に縋るようなそんな情けない英雄じゃない。そんな英雄にもし危機が訪れたら全霊を賭して守る。甚大な不幸が訪れてもきっと支えることもできる。未来でもきっとできるし、駆け落ちをしたとしてもきっと添い遂げる。それだけ自分を救ってくれたスバルに感謝していて、そして愛しているから。

レム愛13
でも……あんな剣幕を見せるのだから、相当の事情があるはずだ。それはもしかしたら、ずっと気になっているけど分からないままに終わっている常にスバルの身から漂っている魔女の匂い――魔女教と関係する恐ろしい何かかもしれない。『多分、スバルくんはレムでは手に負えないことを知っている』

レム愛17
スバルから少し含む部分はあるけど最上級の規模で頼られ、自分のスバルへの想いに自信も持てたレムは、自分が持ち得たスバルへの意思決定権で、その抱いている恐怖と絶望をまずは母親のように優しく中和させ、少しの無理難題を自分の情けないけどい愛おしい英雄に課するのでした。

レム愛18
「かっこいいところを見せてください。スバルくん」

想いが受け入れられ、大好きな英雄の姿に戻ったことの嬉しさと、それからそれでもエミリアには勝てないずるい男への初恋の悔しさから涙を流しながら。

レム愛19
「あぁ。見ててくれ、特等席で」

レム愛12
「お前の惚れた男が、最高にかっこいいヒーローになるんだってところを!」

 - Re:ゼロから始める異世界生活

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