クロムクロ/16話感想 凸凹姉妹コンビのスタイリッシュ潜入活動 剣之介とソフィーの関係にも変化が…?
2016/08/02
剣之介も回復し、ようやく日常を取り戻した黒部研究所。そこへムエッタとミラーサが大気圏外からダイナミック潜入を試みるクロムクロ第十六話『再会は水に流れて』のレビューです。
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2016/08/02
剣之介も回復し、ようやく日常を取り戻した黒部研究所。そこへムエッタとミラーサが大気圏外からダイナミック潜入を試みるクロムクロ第十六話『再会は水に流れて』のレビューです。
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宇宙服のみのエアダイビングで大気圏突破を果たしたムエッタとミラーサの凸凹コンビ。前回の感想で『どのように着地するのか?』と書きましたが、なんとポータブル重力制御装置を持っていることが判明。(重力を低減出来るだけかもしれませんが)
ギリギリまで地表に接近、重力制御で急減速した上で黒部ダム湖に直接飛び込むという荒業を見せます。
しかしミラーサはタイミングがズレて湖面に激突するドジっ娘ぶりを発揮。衝撃で気を失ってしまいます。
ミラーサを助けるムエッタ。やはり姉妹感情がインストールされているせいでしょうか? とても優しいです。
一方黒部研では単座仕様に改修されたガウス隊の再編成のため、パイロット4人の単座化転換シミュレーションが行われます。
トム「戦争ってのは大人の仕事だってことだ」
ソフィー「そんな…いまさら…」
ブリーフィングでは改めてソフィーのフランス帰国が告げられます。徐々に外堀から埋められる感。前回の剣之介との会話で『自分の意思で決める』と誓ったはずですが、まだ最終的な結論には至ってない模様。
剣之介「俺はトム殿に背中を預ける気はござらん」
戦力低下を理由にソフィーの帰国に反対する剣之介。彼にとって打倒エフィドル、そして雪姫奪還は悲願なので直接打撃部隊が手薄になる状況を避けたいのは当然です。
命中率が著しく劣り、周囲の被害も多いトムではフレンドリーファイアを心配するのは当然でしょう。
ましてやムクロ・ガウス・グロングルら大型ジオフレーム同士の戦いは接近しての斬り合いがメイン。ほぼ0距離での戦いですから誤射は命取り、「安心して背中を預ける気にはならない」発言も致し方ないというもの。止めたシェンミィも、拳を収めたトム自身もそれが分かっているのでしょう。
それはさておき「後任のパイロット選定」と言っていましたが、実は他にパイロット候補がいたんですね。
湖の中から給水口(?)を伝って研究所内部への潜入に成功する凸凹姉妹。たまたま通りかかった作業員を発見したミラーサはナイフを取り出しますが「服を汚すな」とムエッタに釘を刺されます。
作業員に忍び寄り、その首をへし折り華麗に瞬殺するムエッタ。
ミラーサも同様に作業員を取り押さえますが、相手が抵抗したため止む無くナイフで刺殺。
血で汚れた腹部を書類で誤魔化し研究所内部を闊歩する凸凹コンビ。相変わらずザルな警備体勢です。まぁゲート付近の警備を厳重にしている分、逆に内部は気が緩んでいるのかもしれません。
地下に降りるエレベーター付近で剣之介と遭遇した凸凹コンビ。血の臭いで正体を看破した剣之介ですが相手が雪姫と知って手出しが出来ません。
ミラーサ「枢石…間違いない!」
剣之介「…枢石?」
ムエッタ「要石もあるな!」
剣之介を殺すより枢石確保を優先する凸凹コンビ。これも洗脳の影響でしょうか? 剣之介を人質に地下の発掘現場に辿り着いた二人はそこで枢石と共に要石をも発見します。フスナーニが来た際には枢石しか言及しませんでしたから、それ以降に発掘されたということでしょうか。
それにしてもこの枢石&要石の全部揃った完成予想図は…サッカーボール?
警備隊に包囲される凸凹コンビですが重力制御装置を使って華麗に脱出を図ります。
ミラーサ「ご苦労だったなムエッタ姉様。お陰で手柄を我が物とすることが出来た。礼を言う」
ところが母艦に帰還する寸前、突然ミラーサが裏切ります。ムエッタの突き立つ刃!
名誉欲が洗脳を凌駕したのか、それとも最初から妹のフリをしていただけだったのか。あるいは大気圏落下の衝撃――気絶した際に洗脳、上書きされた記憶が解除された可能性も?
ミラーサの追撃を逃れるため自らダム下に落下するムエッタ。重傷を負った彼女の姿は川面に消え――
今回大幅に関係性の変化があったのがソフィーと剣之介です。
両親の想いと自分の想いの板挟みに苦しむソフィーはやはり忠義(雪姫)と目の前の現実(ムエッタ)の板挟みに揺れる剣之介とシンパシーを覚え、それと共に新たな感情が芽生えます。
ソフィー「違う…それは忠義なんかじゃない…!」
しかし目の前に現れたムエッタに雪姫への忠義を重ねる剣之介の姿にソフィーは断固声を荒げます。それは彼女の信じる武士道からの発言――ではなく、もっと別の感情の様に見受けられます…が果たして?
ソフィーと剣之介の関係性にも変化が? まさかのゆきな・ムエッタ(雪姫)・ソフィーの四角関係に発展!?
一方ゆきなは今回ほとんど物語の蚊帳の外でした(笑)しかも美夏のコスプレ撮影会に付き合う有様。
しかし富山の状況は色々逼迫しているはずなのに、割とノンビリ気味ですよね。人口は疎開して少なくなっているのかもしれませんが、ゆきなの周辺にSPもいませんし。もちろん遠巻きに隠れて警護している黒服がいるのだとは思いますがね(笑)
なお今回文化祭のムエッタ襲撃事件で責任を感じた茉莉奈先生は辞表を出したことが発覚。意外と来週辺り傷付いたムエッタさんを拾って看病しちゃいそうな気もしますが……
ミラーサに裏切られ川面に消えたムエッタ。ソフィーの剣之介に対する感情の行方。最後の枢石と要石が黒部研に揃っている事実。そしてムエッタ達の動きを感知していた謎の剣士――様々な因子が発覚して、いよいよ終幕に向けて収束加速しそうな雰囲気です。
全ての枢石が揃い完成した時、一体そこで何が起きるのか? エフィドルグの真の目的も含め、次の展開が気になります。それに、もしかすると銃撃を食らった&落下のショックでムエッタも記憶を取り戻す…可能性も? 果たしてどうなる次回!
(ごとうあさゆき)
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