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リゼロ(Re:ゼロ)/アルデバランの正体にまつわる重大すぎる謎の数々 スバルの父なのか、スバル本人なのか【ネタバレ】

      2016/07/19

リゼロで目立つキャラと言えば、屈指の死に歴を持つスバルと脳が震えるさんことペテルギウスの両名ですが、

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山賊のような身なりに鉄兜だけかぶるという、プリシラの騎士であるアルデバランの変人っぷりも忘れてはならないところ。

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「あれ? 知らなかったの~?」

といっても、喋ればまともだし、(藤原啓治さんによる、ある意味一番有名な埼玉県民ボイスなのも相まって)その話し振りは本来左肩から垂れ下がっているものがないことを忘れさせるくらいラフであるし。

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「そういうお前も相当ファッションセンスやべえな」
「口の聞き方がなってねえぜ。俺が渋くて気のいいオッサンだから許してやっけど、相手次第では首チョンパ、だ」


▲ そのラフさは、スバルと初対面で会話のキャッチボールができるほど

そんなプリシラの「妾の余興役」を甘んじて受け入れてもいるアルデバランことアルですが、その鉄兜の下には重要すぎる謎の数々が隠されています。

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スバルと同じリゼロの世界に転送されていた

アニメではカットされましたが、アルはスバルと同じ「現代から転送されてきた」人物です。

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▲ 王城へ行くプリシラの竜車の中で衝撃の事実は語られる

アルは、やはりスバルと同じく、異世界転送譚ではお馴染みの「東の果ての国」からやってきたと言います。

召喚がどこからというのは詳細に語られてはいませんが、リゼロの世界、もといスバルの語る現実とは日本以外の何物でもなく、また外国語や翻訳機能などに関しての設定描写もほとんどないため、アルが外国人という線はないのでしょう。(スバルがゲーム好きの引きこもりの日本の高校生を体現しているという意味でも。)

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リゼロの世界では東の果ては“大瀑布”とされ、昔の人が考えた地図のように、世界は平面で、果ては滝が流れています。もちろん滝の先は奈落の底。

大瀑布周辺は、マナの活動が著しく低下したり、魔女サテラの封印されてる場所でもあるため、およそ人の近づけるような・住めるような場所でないとはプリシラの言です。

レムをラムと勘違いした

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享楽家なプリシラからいわゆる「面白い奴じゃ」の庇護を受けるアルには、当たり前のようにいくつかの重大な謎が秘められています。

1つ目は、スバルが初めてペテルギウスから絶望の限りを受け取ったあと、プリシラ陣営に協力の申し出をするべく向かった先でのこと。

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禍々しい殺意に囚われ、政治的な戦いの最中であることを失念しているスバルは、プリシラから、曰く「豚のような」その思惑の至らなさを指摘されつつ蹴りと共にこっぴどく断られるわけですが、同行していたレムが蹴られたスバルを心配する中、アルはレムをラムと勘違いします。その驚きようは、鬼族のレムが警戒するほどの“鬼気”を放つほど。

「こんなこと聞くとアレだが……嬢ちゃんの姉ってのは、生きてんのか?」
「……? 質問の意図がわかりませんが、姉様は当然、存命です」
「――冗談じゃ、ねぇ」(書籍版6巻より)

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結局、お馴染みの“引き”によって、アルの口からその詳細が語られることはなかったのですが、アルにとってのレムは、鬼族の集落との何らかの関わり含め、好意的に見れる存在ではないこと、そしてその事実が、アル自身が鬼気を放つほどのものであることは確かなようです。

 坂を下り、屋敷から遠くなる二人の背中を、アルはジッと睨み続けていた。
「ふざけるなよ。アレが、そうだったのか……反吐が出るぜ」(書籍版6巻より)


実はプチ死に戻りができる

もう一つに、アルにはスバルと同じく「死に戻り能力がある」ことが挙げられます。

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短編集1のプリシラ章である『後追い星をやめた日』にて、その能力のほどは披露されています。ただそれは、スバルの「死ぬとある地点に戻る」というほど明確な能力ではなく、またスバルが自決をしたり、“死に戻る”というワードを口に出すことで魔女の臭いを強めるといった、能力の作為的な操作・干渉もアルにはできない様子。

細かく挙げれば、
・アルがある条件を満たすことで能力が発動すること
・ただし発動後は、アルが加害者になっても、被害者になっても延々と発動し続けること(その時間的な距離は不明、アル曰くループの回数が二桁は優しい)
・時が遡ったあとにはアルの記憶が残っている場合もあって、逆にない場合もあり、
・相手にだけ記憶が残り続ける場合もあること

殺された記憶を必ず持ち越すスバルの死に戻りはそのためにスバルにとって、(主に精神的に)残酷な運命を強います。記憶の維持が自分か相手かランダムである辺り、アルの能力の残酷さはスバルの死に戻りほどではないと言いたいところですけど、アルの能力の発動を停止させるには、相手の戦意の喪失、しいては“恐ろしく完全な”戦意の喪失にありそうで、その場合、記憶の保持をできないアルが記憶の保持をし続ける相手を殺し続けなければならない場合もあり、

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「しかしこれ我ながら引くわ、どうなってんだ」とは、何十回か何百回かのライプ殺害を経てようやくの能力の停止後、髪が抜け落ちて瞳も落ち窪んだライプを見ての、スバルより大人なアルの評価で、その実リゼロの世界観での手に負えないという意味で【魔女の呪い】らしいのは、アルの死に戻りの方でもあります。(ある意味無敵なので、“戦闘特化の死に戻り”とも言えますね。)

答えがないままにあまりにも飛び続ける憶測と考察

一応、その能力を駆使することで、リゼロの世界では凡庸な戦闘力でも剣奴として、ヴォラキアの闘技場で生き延びてきたアル。

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ですが、上の経緯や、スバルが現代にいながらにして転送されたことなどから「スバルの死に戻りはどういった経緯で付与されたのか」というリゼロの根本的な謎を解くための最重要人物の一人で、webの方では各冒頭で、幾度となく魔女サテラと思しき人物から愛していると求愛を受けるスバルその人について同様、様々な憶測が飛び交っている一人でもあります。

まず、例えば「昴」は星の名前で、スバルは自分の子どもには同じく星の名前をつけたい想いがあります。実際外伝でのスバルは、レムとの子どもに「リゲル」と「スピカ」と命名しました。

大瀑布にて魔女サテラを監視する塔は、「昴」の正式名称である「プレアデス」星団の名を冠しています。そこで400年もの間、監視員をしているシャウラが、スバルを見て「お師様」と勘違いし、まるで姿が変わっていないと言うなど、過去にいたことを“微妙な確信”をもって疑われているスバル。

「賢者シャウラの住まう塔――プレアデス監視塔っていうんだけどネ。そこで、賢者様は日夜ずーっと魔女復活を阻止するために戦い続けてるわけ」
「……うん、塔の名前に思うところはあるけどいいや、続けて」(web5章79より)

後々の展開でも、400年前にいたと推測されるスバルと関連していると匂わせる、あるいは重要な人物・物には、大体のところ星の名前がつけられていることが判明していきます。(「ペテルギウス」や、スバルの倒したもう一人の魔女教幹部『強欲』の「レグルス」他、魔女教幹部は全て正座の名前。)

つまり、アルもまた、スバルに関連していると考えられるわけですね。なぜなら、「アルデバラン」は、「昴」もとい「プレアデス」星団を始めとするおうし座を形成する星の名前だから。(おうし座のお話は、ゼウスが女神ヘラの嫉妬の目から逃れるべく牛に変身してエウロペという美女と浮気するお話です。話としても、牡牛はスバル、嫉妬するのはサテラ、純真なエウロペはエミリアのようでもあり、その構図は似ていますね。)

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アルの人物像は、当初よりスバルよりも大人であることが強調されていました。年齢的に当然ではあるのですが、同じ日本出身であること、ぱっと見スバルっぽい・スバルと妙に馬があうこともあって、一見するとスバルの父親とも見てとれます。

ただし、そうなると、やはりアニメでもカットされそうな、レム(ラム)に対して生死を疑ったアルの鬼気迫る言動が気がかりです。まるでアルは、今の今まで『本来のラムがいない(死亡した)世界で生きてきたか』のような言い方でしたから。

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▲ ベアトリスも、レムラム姉妹に関して、二人が揃ってこそ双子であり片方がいなくなれば壊れる、という含み言をしている

それに竜車でのアルの言動、「生きるのに必死だったから転送された理由を積極的には探していなかった」がいまいち説得力に欠ける節もあり、アル=父親説は長月さんお得意のミスリードにも思えます。また書籍版では、アルは陣営を去る「二人」に対して反吐が出ると言っていますが、長月さんが独断の進行で自由に描いていたはずのweb版では、これが「スバル」に対してのものだと強調されてもいました。(書籍版の段階では必要ない部分だと判断したのでしょうね。)

スバルは死に戻りを繰り返すと、レムやベアトリスを中心に、魔女の臭いが強まるとは常々描写されてきたことです。ただ簡単に「死ねば戻る」だけなら別に描写する必要はないわけで、死に戻った際の何らかの“弊害”も十分考えられるところ。

それらを踏まえて、記憶喪失の程度などの細かい設定はひとまず置いておいて単純に考えるなら、スバルが死に、死に戻りが確定した時点で、スバルのコピーが生み出され、その時間軸に残ってしまう、そしてコピー体は、現実世界(日本)での記憶は実経験を伴わないまでも一応持っていて、自身がコピー体であることは覚えているけど、オリジナルの容貌に関する記憶は消されるという内容が浮かんできます。

アルのスバルに対しての「反吐がでる」発言も、レムラム姉妹両方の生存ルートを確定させ、ラム(レム)の横にいるのがスバルその人、つまり自分がスバルのコピーだと推測した後の、いわゆる複製体がオリジナル体に対して抱く交々の感情の類なら、一応は辻褄が合いますね。

それに、星のアルデバラン(Aldebaran)は“あとに続くもの”を意味してもいます。なんの後かと言うと、空に先に昇る、アルデバランより西寄りのあるプレアデス星団(スバル)を指しています。

短編集の『後追い星をやめた日』は、匿われて間もないアルと、プリシラの話です。アルは、プリシラのことが人間的に好きなことに気付き、プリシラを傀儡にしようと目論んでいたライプに能力の行使をして止めました。この話はタイトルと内容から素直に考えて、コピーであるアルが、オリジナルであるスバルを(意識的にか無意識的にかにせよ)追わずにプリシラのために生きる第二の人生を選んだ内容に相当するのですね。

今後のリゼロ

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アルとスバルにまつわる考察の大体は上のような感じですが、そうなるとスバルが何人もいるということにもなり(実際に、スバルの疑いのある人物たちの“属性”がばらけているなど。)、それは「(ミステリーものとして)ちょっと面白見がないのではないか」でも「長月さんは誰にも解かれない自信があると言っていた」などとは方々で語られていた内容です。(賢者フリューゲルはスバルの父親であり、スバルはサテラと菜月賢一との息子というラノベらしい説などもありますね。)

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▲ 1期OPも一応、複数説をそのまま受け取れる内容になっている

書籍版を始め、アニメではシナリオを監修しているなど、多忙を極める長月さん。残念ながらこれらの謎のその先、web版の更新は月単位、下手したら年単位で分かりません。書籍版もペテルギウス討伐中なので、まだまだ先です。

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▲ 死に戻りのルートによって“色々な顔が見える”ことを由来とするためか、輪郭がブレていたキャラクターたち

とはいえ、アニメ版は、これまでから15話に至るまで完成度の高い内容を見せてくれています。15話などは、レムの愛はもちろん個人的には終幕の世紀末芸術的な面などで泣かせてもらいましたし、海外の実況民のサーバーを落とすほどの感動と衝撃を呼びもしました。

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アルにしても、竜車の中で、何か考えているかのような、指で鉄兜を叩く仕草もありましたし、アニメ版は言わば別ルートな扱いをしている部分もあるでしょうから、今後何か新しい謎の提示が見れるかもしれません。長月さんは、タイムリープものを手がけるだけあって、同時進行もできる作家さんでもありますから、これからのリゼロ、もとい長月さんの執筆力・仕掛けっぷりは必見ですね。

 - Re:ゼロから始める異世界生活

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