ハーレム主人公化が肯定されるスバル
スバルの主人公としての力が一般人級なので、自ずとその主人公としての成果は周りに目が向くところ。

筆者も記事にてその変貌っぷりについて触れてきましたけど、村人や子どもたち、ラムの信はもちろん、トラウマを7年間ひきずっていたレムを救いもしました。
エミリアがレムなんて特にそうと言うように、特にレムのそのスバルへの信頼っぷり、デレっぷりには言葉を必要としないほどの説得力があります。

「王都にはスバルくんがお世話になった方々もいらっしゃるみたいですし、この機会にお礼にうかがうのもよいかと」
「ナイスアシスト。レム」

▲ ちょっとこっちが赤面しそうになる
よくよくアニメでは、「○○じゃないんだからね!!」っていう台詞をベースとしたツンデレ・チョロイン像が定番としてありますけど、レムは既にその域にはないことは製作陣もしっかり意識してくれてるみたいです。

「スバルの体が治らないのは私のせいでもあるもん。だからこれは恩返しっていうか、損失に対する正当な補填なの!」
▲ アニメ版レムのヒロインっぷりもそうだけど、エミリアの母親系ツンデレっぷりもやばい
本来ならハーレムは、多大なる成果をあげた主人公への報酬としての側面が強くあります。それが過剰だったり、理由が不足していたりすると批判を浴びるわけですけど、スバルのそれはその生々しい死に顔や壮絶で悲しすぎる頑張りが視聴者の胸に訴えかけて批判はされないという割合特殊な部類に入ります。(それはスバル自身もきちんと「あれ?俺思ったより何もしてなくない?」っていう自覚があって。)
言い方を変えてみればスバルは、強敵を手ずから倒さずとも肯定されるハーレムを得たというわけですね。面白い。

▲ プリシラも原作の女帝的な厳しさが大分薄れていて、スバルへの好意と取れるくらい可愛くなっていた
今となっては主人公=強いという図式は崩れていますし、またスバルは過酷な展開と死を迎えるのでその間の幸せと考えると…、リゼロって改めて面白いなぁって思います。

「やるよ。今後は悪い大人にフラフラついてくんじゃねえぞ」
11話から12話の間の平和な時間

11話から12話に入るまでは1~2ヶ月が経過しています。一応、エミリアとレムの二人を中心としたスバルに対するデレ、もとい理解は、この間に深められているのですね。

この期間は、スバルにとっては屋敷編初日である4話を越える、唯一のとも言っていいくらいの充実した穏やかで楽しい日々なせいか、web版や短編集を始め、様々な日常ネタの捻出元ともなっています。
残念ながら、そんな日常話の筆頭でもあるレムが撫でて系・妹系なヒロインをしているマヨネーズ話はアニメ化されませんでしたけど、コミカライズ版の楓月誠さん曰く、収録されることが手堅い様子…!
何でも、4巻は12月頃に発売予定だそう。楽しみに待ってます。(´ω`)
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