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アルスラーン戦記/ナルサス良いパパになる? ダリューンも茶化す弱点“子供に甘い”

      2015/07/27

ナルサス7
アルスラーン一行において、なくてはならない知であるナルサス。

ラジェンドラ軍との戦いでは、ガーデーヴィ軍に扮するというお得意の流言と湖に張った氷まで追い込むという戦術を用いて見事に捕らえることに成功しました。

そのあまりの活躍っぷり・策謀っぷりに、ナルサスがいなければ一行はかなり辛いのではと改めて舌を巻きましたが、それとは逆にプライベートでは弱点が浮き彫りになっています。

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「子供に甘い」

ナルサス6
元々、エラムに家事全般を任せていたり、一行に加わる際には親戚にエラムを預けようとするなど、兆候はありました。

特別子供に甘いのが明らかになるのは、アルフリードが加入してから。

ナルサス_ダリューン
「ナルサス、別行動になっている間何があった?」

本人曰く、ペシャワール城砦入城時にダリューンにもぼそっと言いましたが、助けたのは「道中で銀仮面を見かけたから」ということになっているアルフリード救助の話。

ナルサス8
けれど、アルフリード記事でも書きましたが、ナルサスは親と身内同然の仲間たちを殺されほとんど天涯孤独となったアルフリードに寄り添ってあげています。

ナルサス2
そのつかず離れず、過剰に哀れんだりしない寄り添い方は、気が強いアルフリードにとってとても心地よいものだったようです。これは話の聞き方、特に親が子供の話を聞くときの姿勢としてとてもいい姿勢です。

ナルサス_アルフリード
「あんた意外にいい奴だね」

注目すべきは、「剣を貸してくれ」と負けると分かっていても戦いを挑む勇敢な戦士然としているアルフリードに対しては嫌味っぽく対応していること。やはり“馬鹿な大人”が一番嫌いなのでしょう。

アルフリード3
ですが、この助けたあとの「意外にいい奴」という賞賛は、人身掌握術、もとい流言を戦に用いて身内以外ではあまり好まれないタイプの参謀のナルサスにとっては普段言われることのない、新鮮で人間味のある心地よいものだったのかもしれません。

そして「子供の押しに弱い」

ナルサス1
ナルサス4
以降は現在のアルフリードの押しかけ女房っぷりと、それにエラムが嫉妬するという楽しいやり取りが惜しみなく披露されていますが(笑)、

エラムがナルサスのこんな一面を引き出せなかったのは、エラムがひとえにナルサスを尊敬していたためなのでしょうね。

評価は必ずしも人脈を生まないと言いますか。離れに引きこもっていたほどの厭世家のナルサスには、名声はそれほど重要ではないもの。(絵が好きなのもあるでしょうが…w)

ナルサス_エラム・アルフリード
参謀タイプの人物にはよくありますが、子供の策謀とはかけ離れた、裏表のない無邪気な言動は、したくてもできないある種憧れのようなもので、ナルサスも同様に、それほど自分の理解が及ばなくなっている世界(と少なからず思っている)では、子供は見下すに値しない人間だと考える節があるのかもしれません。

ナルサス5
それにしたってナルサスほどの人物が手におえない、しかもそれが自分となると気分がいいものです。(笑)

 - アルスラーン戦記

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Comment

  1. バルハイ より:

    次世代の担い手の長所を育てる事に関して、率直に真摯なだけでは? …というのが、私の印象です。
    現代の日本と違って、パルスの治世(特にナルサスの知性)に於いては、「子供は至宝」という感覚だったのではないでしょうか。

    • にゅううさぎ より:

      まあ、「かもしれない」論なので。(笑)そういった憧れの感情、もとい評価をする一面がナルサスに多少なりともなければ、あまりにも国政において無知であったアルスラーンを国王に持ち上げはしないだろうと考えてみる推論です。(旧友であるダリューンもその都度からかいますしね。)

      15話でダリューンとの対話でも言っていましたが、エラムを育てることに関しては真摯であるようです。逆にアルフリードに関しては、エラムとアルスラーンと同年代ではあるものの、まだ処遇に困っている面が強いというところでしょうか。助けた責任や、「意外といいヤツ」という新鮮な評価も、理由の一つでしょうけど。(これらは、庶民派であるアルスラーンに触れたための結構後天的な感情だと考えています。)

      僕個人としては、アルスラーン戦記の人物像における「子供は至宝」という考えは、あまり重きをおいていないです。ただ、ナルサスの隠棲をアンドラゴラス政権への嫌味ではなく、文化人でもあるので知性の純粋さの維持という面を踏まえるなら、奴隷制度もある国ですから、若干ねじれた「子供は至宝」という考えを持っているとは思いますけど。

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