ばくおん!!/12話感想(終)おかえりバイ太、さよなら丘女バイク部!またいつか会う日まで…
6月も終わりに近づきラテ欄に『終』の文字がちらほらと踊る様になりました。春季アニメも最終回ラッシュの到来――ばくおん!!もいよいよラストスパート!第十ニ話『もしものせかい!!』のレビューです。
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6月も終わりに近づきラテ欄に『終』の文字がちらほらと踊る様になりました。春季アニメも最終回ラッシュの到来――ばくおん!!もいよいよラストスパート!第十ニ話『もしものせかい!!』のレビューです。
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これまでバイクを転かしたことの無かった羽音、12話最終回にしてようやくコケることで一人前のバイク乗りに成長しました。
傷付いたタンクを補修しようと外す二人。ところがガスが入れっぱなしだったタンクは超重く、誤って落としてしまいます。無惨にもタンクはボコボコに。
偶然部品取り用にニコイチモータースに置いてあった中古スーフォアのタンクを発見する羽音。それは懐かしの彼女でした。1年ぶりの再会、そうバイ太だったのです。
楽しくお喋りする羽音とバイ太。どうやら恩紗にはバイ太の声は聞こえない模様。教習所の係員もバイ太の声を聞けていたので恐らくある種の条件が必要なのでしょうね。
例えばビッ○は不可とか(笑)まぁバイク好きかつ純真な心を持っていないとダメ、ということにしておきましょうか。
美しくパールピンクに塗装を施され復活したスーフォアinバイ太。口では「バイクは走りたくないの!」と言いつつも、本心ではやはり羽音と一緒に走りたかったに違いありません。
いわゆるダチョウ倶楽部理論という奴ですね(笑)
おかえりバイ太。
本屋でばったり神様と再会する羽音。そこで神様から「この世界からもしバイクが無かったら…どうする?」と尋ねられます。
ふと気が付くと羽音は『バイクという概念が存在しない退屈な世界(仮)』に迷い込んでいました。切嗣声の神様が生み出した固有結界、あるいは多元世界なのでしょうか。
バイクが存在しない世界ではバイク部の皆は自転車乗りになってました。恩紗は自転車用のヘルメットに髪が収まらず、凜は30年以上前の伝説のデコチャリ(スズキ製)に乗る始末です。
なお千雨の父親モチーフは元GPレーサーの中野真矢ではなく、競輪の中野浩一になっている模様。
バイクの無い世界。それは公道を車と自転車と歩行者が区別して利用する便利で快適な世界。バイクが無くとも世界は何事も無かったように回っています。
羽音「でもオートバイの無い世界は…ちょっとだけ…淋しい」
失って初めて分かる大切な物。その痛み。羽音はエアバイクを全身で表現しながら次なる第一歩を踏み出します。
ふと気付くとベッドの中。バイクのエンジン音で目を覚ました羽音は慌てて外に飛び出します。
『バイクのある世界』に帰ってきた羽音。バイ太やいつもの面々と無事再会を果たした羽音は早速ツーリングにお出掛けです。
神様「バイクが今の人々に乗られる様になってたった百年…まだもうちょっとだけ彼らの手に委ねておこうか」
そんな少女たちを遠くから見守る神様。エロピンナップ情報誌を閉じると何処かへと立ち去るのでした。バイクの未来を人間達の手に託して――
何気に感動的、かつ哲学的なエンディングです(笑)
70年代後半、ジュニアスポーツ自転車ブームの渦中に登場し当時の小学生達の垂涎の的だった商品。それがスズキのスカイヤングです。
何と言っても当時の小学生心に「カッコイイ~!」と思わせたのが競技マシンの様なセミドロップハンドル。そして自動車を思わせる無骨なWフラッシャー(ライト)。さらには夢の多段変速ギアにまるでジェット機のスロットルレバーの様な変速機(グリップ)。
唯一無二の星形アルミホイール含め厨2要素てんこ盛りです。これで人気が出ない筈ありません(笑)
ちなみに後にスーパーカーブームの到来によりフラッシャー機構はせり上がり型やポップアップ型といった、より恐竜型変態的進化を遂げていくことになります。(動画)ブームが一過性で終わってしまい、現在では全く見られないのが少々残念ですね。
なお、状態の良い商品がオークションに出るとこんな事態に。子供用自転車(中古)に23万円ですからね。まさに11話の自転車乗りの矜持は『かけた金額』ということなのでしょうか(笑)
本屋で赤っ恥をかかされたからその仕返しに…といった個人的な感情ではなく(笑)もしかすると神様は羽音を通してオートバイが人類に必要か否かを審判していたのかもしれません。
つまりもし羽音が「オートバイはいらないね」と言ってしまっていたら、そのままバイクの無い世界で終わった可能性もあった…かも?
バイクの概念が存在しない世界では来夢先輩は存在しませんでした。
しかし最後の最後で本来いないはずの『もしもの世界』に来夢先輩が登場。つまり羽音のバイクに対する想い(記憶)が量子干渉を起こして多元宇宙である『もしもの世界』に来夢先輩を具現化させたのでしょう。量子論的に宇宙とは認識ですから、羽音が取ったエアバイクの行動が世界を書き換えたのかもしれません。
羽音、脅威の螺旋力です(笑)
最後の最後にバイク漫画に対するリスペクトが。このラストカットは『W1ララバイ(広井てつお)』へのオマージュと思われます。
ちなみにこの『UW』とは国際信号旗(海上において船舶間での通信に利用される世界共通の旗)で使われる符丁。「貴船の航海の安全を祈る」を意味します。無線通信の発達した現在でも出航式を盛大に行う際、船に向けて港が掲げることがあるそうです。
長い様で短かかった全12話、スタッフ&キャストの皆さん大変お疲れ様でした。無事トラブル無く完走おめでとうございます。多分第13話がDVD/ブルーレイ最終巻に付属するでしょうし、OAD2話が出る可能性も十分にありますから、しばらくは作業が終わらないとは思いますが(笑)
もちろん2期があることも期待しています。個人的には十分『アリ!』だと睨んでいるのですが、さてどうなるでしょうか。
それでは長い間『ばくおん!!』レビューをご覧頂きありがとうございました。
それではまたどこかでお会いしましょう。『UW』!
(ごとうあさゆき)
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