最弱無敗の神装機竜／田村睦心なルクスのうろたえっぷりが楽しい！フィルフィとティルファーが絡むとコントになる

嫌味のないハーレム王子様

ルクス・アーカディアは、思春期な女の子たちを持て余す、主人公らしいキャラ。


でも、女子に人気が出るほどの童顔の持ち主で、王子です。しかもそれは元で、没落王子でもあります。また没落王子とは言っても、アルスラーン王子やその他大勢の没落王子のように国の復興を強く願うわけではありません。国に勢いを取り戻すくらいの最強な力はあるのに。


▲ 胸に秘めている部分はいくつかあるけど、おそらくその辺りの宙ぶらりんな気持ちが、スタミナ切れを待つという「最弱で無敗」を冠している理由でもありそう

個人的に面白いなぁと思っている設定なのですが、ルクスは国民のために雑用をこなす日々を送っています。（1話で猫を追っていましたから、何でも屋的な面ももちろん強いのでしょうね。）国民全てが相手ですから、アルバイトを掛け持ちして一人で家族（アイリ）を養う現実とは規模で比較になりませんが、通じるところはあるでしょうか。


「前に雑用でここの掃除したことがあったんです。それからここはお気に入りで」


ルクスが王立仕官学園の周りの女子たちに振り回されながらも、進んで助けにも入るのは、兄であるフギルも認める主人公らしい戦争嫌いでお人よしな性格ももちろんあると言えます。ですがここには、ルクスが振り回される理由は、そうした国民の頼み事を延々とこなす職業病の延長の部分も含まれていると思うのですね。


▲ クルルシファーにはさん付けをするルクス

だからこそアニメで実際に動くルクスのヒロインたちに対する態度や扱いには、それほど嫌味を感じないものとなっているのかもしれません。（もちろん、人間的だった落第騎士の一輝とは違う理由からきている謙遜っぷりや、王族らしく国民を第一に考えようとする気持ち、最弱無敗の神装機竜の近世ヨーロッパっぷりももちろん。）


▲ 図らずも4話の冒頭では、そんなルクスの仕事の疲れを見せるシーンがあった

田村睦心さん演じるルクスの必死っぷりがかわいい

田村睦心さん演じるルクスはとても可愛いです。（頬をよく染めて、ヒロインよりもヒロインをしてるとはルクスによく使われる言葉。）でもそれ以上にリアクションが面白い。

2話もそうですし、4話でも爆笑しましたが、特にフィルフィとティルファーが絡むとルクスのリアクションっぷりはもはや芸人の域に達します。（笑）


▲ あまりのスムーズさと、「ああああ！！待って待って！」の必死さに、コントか！？と思ってしまった例の一幕。

それもこれも、上に書いた、主人公にはありがちな他人を信じようとする純粋さというより、何でも請け負う職業病の弊害が多そうではあるのですが、「って・寝・て・る・し！」「ひいぇえぇ～」とか、やはり田村睦心さんの演技によるところは大きそうです。


「今日は外で訓練してて、遅くなって、お風呂は今ならまだ入れるってお姉ちゃんが」
「がっ」
「（お姉ちゃん：「フフフ」）」
▲ 「がっ」って…ｗｗ

 - 最弱無敗の神装機竜

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