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オーバーロード/デミウルゴスも認める黄金ラナー姫 今日も今日とてクライムを飼いならす(=愛する)

   

ラナー_デミ

pixivより 斧街さん

知性・頭脳という点に焦点を当てると、デミウルゴスとアルベドは飛びぬけて優れています。(これとかこれとか、お茶目な点でも。(笑))

ただアルベドといえばナザリックの管理方面にまわされてほとんど留守番を強いられているため、その知性を生かして活動しているのはデミウルゴスだと言えるでしょうか。

デミウルゴス7
そんなデミウスゴスが異世界で出会った異例な、そして同等の存在。それがラナー姫です。

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王国の黄金ラナー・ティエール・シャルドロン・ライル・ヴァイセルフ

ラナー
ラナーが登場するのは、セバス編からゲヘナの炎編にあたる王国編にあたります。リザードマン編の次ですね。2期が1期のように、原作通りに進むとするなら4~5話あたりでしょう。(リザードマン編をOVAでやってほしいとの声もありますが。

ラナーは、兄のバルブロと次兄のザナックを持つ第三王女です。その美貌はもちろん、奴隷制度の廃止や冒険者組合の改革など画期的なアイデアの数々を打ち出す頭脳から、彼女は王国の「黄金」と賞賛されています。また、打ち出した政策の数々は、常に庶民、しいては国民の気持ちを考えてのものということで、親しみやすい人柄もあいまって国民からの人気といえば兄二人の比ではありません。

そんな思考能力において天才と称されているラナー姫ですが、輝かしい功績とは裏腹に性格が破綻しています。

クライムに対する愛情は鎖で縛り付けること

ラナー1
性格破綻者というと、クレマンティーヌが浮かぶところ。ですが、もちろん、戦士でないラナーには快楽主義者の面は持ち合わせていません。

ラナーは、本音では国民を数字としてしか見ていません。だけど、国民やごく一部の人間以外に対する「仮面」と「演技」は完璧です。そういう意味での、明晰すぎる頭脳がもたらしてしまった不幸という意味での、言わば夜神月的な人格破綻です。(ただし夜神月の明晰さは、勉学と知識の積み重ねがもたらした結果の側面が大きいですが。)

それから、幼い頃に拾ったクライムに対する愛情の大きさも異常と言えます。

「クライム……そうですね。クライムと結ばれれば……うーん。ついでにクライムを鎖で繋いで、どこにも行かないように飼えればもっと幸せかもしれません」(6巻)

そんな風にこぼすラナーの愛情を、レエブン侯とザナックは性癖だと言います。ラナーは愛情の形は千差万別と言って取り合いません。(異世界の文明レベルは(魔法は別にして)中世レベルだとされていますが、実際の中世では先鋭的な考えは何でもかんでもすぐに魔女扱いされていたように、異端視されないだけ、穏便な世界かもしれません。)

「愛していますよ? ただ、あの目が凄く好きなのです。犬のように纏わり付いてくる姿も好きなのです。」

人は化け物と呼ぶから化け物になり、人間と呼べば人間になるもの

ラナーは幼少時、目も心も死んでいました。いわゆる天才であったがための不幸せというやつですが、そんな時に見たクライムの自分を見る目が忘れられません。その目は今でも変わらず、一途な尊敬とともに自分に向けられ続け、周囲から化け物扱いされる自分を人間、もとい「王国の黄金としての姿」を保ってくれています。

傍に護衛剣士としてクライムが常にいるおかげで、ラナーには好きな異性との結婚という普通の女の子な考えが頭の中の中心を占めていて、ラナーは名誉欲などとは無縁、ザナックが予想していた権力欲や、王国を破壊したいなどの危険な思想には及んでいないのでした。

ラナー_クライム
それ自体は、夜神月が持っていた典型的な不幸、何より大切な異性との出会いと入手という涙腺にも訴えかける感動的な物語なんですが、権力を持つ王族のせいもあるでしょうけど、影ではクライムに対して非難をする人間をラナーは躊躇なく抹殺することもできますし、その愛情はやはり猟奇的で異常と言えます。(この事実はザナックとレエブン侯は知らないのですが。)

ラナーの天才っぷりとクライムに対する愛情のことを話している、ザナックとレエブン侯を交えたこのあたりの会話はアニメで出るとなかなか面白くなると思います。

「悪魔的」だというのを本当に悪魔で証明してしまった

ラナー2

pixivより はちいろさん

それからもう一つ面白いのは、冒頭にも言いましたが、人間の天才ラナーと悪魔で知性に優れたデミウルゴスとアルベドが同等に扱われている点です。

ラナーは人間であり、天才と称される反面、化け物だとか悪魔だと言われます。デミウルゴスやアルベドは、ラナーと同等の知性を持つというのに天才だとは言われません。

この理由を導こうとすると、天才が天才だと呼ばれる理由の一つが、一般的な良心の呵責に鈍感な人種であることが見えてきますし(悪魔には天才は存在しないのかという議題はここではちょっと置いておきます)、天才と呼ばれるためのハードルは、文明のレベルとともにあがっていくことも分かってきます。

その分野において、劣っている人の数が多ければ多いほど天才と呼ばれやすい。つまり、情報過多の今は安易に天才などとは呼ばれない時代だとも改めて捉えられるわけですね。

何が言いたいのかと言えば、オーバーロードが主人公最強系アニメであることは言うまでもないことだとは思いますけど、くわえて、文明レベルまで最強であり、また2138年の人間(神話オタクと悪オタク)が作り出したデミウルゴスとアルベドというNPCの考え方が、中世時代の天才の進んだ考えに追いついている事実を上手く表現しているなぁと思うのですね。

このテイスト自体は、少し前から異世界転移系は大流行していますし、アニメや小説では別に珍しくないのですが、主に大体のところは文明機器だったり、権謀術策っていう分かりやすい内容だったりしますからね。天才の類稀な悪魔的な思考を、本当の悪魔の考え方と比べて見せて、思考レベルで同列化させてみせたヒット作品はオーバーロードが筆頭と言えるのかもしれません。

そう考えると、ハロウィンでの仮装パーティを馬鹿正直に悪魔に与さないようになったって考えても納得できてしまうから不思議というか、怖いというか。(笑)

 - オーバーロード

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Comment

  1. より:

    作者が普通に現代人の感覚を書いちゃっただけやろって思ってたけど、
    そう考えるとおもしろいな

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