臣下と王という枠に捉われない強い絆
アルスラーンから、もはや身内に対するような感情を受け取り始めたダリューン。

無双を習得したりと、少々ネタ的な要素はありましたが(笑)、殿下が王家の人間でないと分かってもブレることはなく。自身の出生が不明だと分かり、落ち込むアルスラーンを時には励ますほど、その忠誠心は変わらず随一です。

「殿下の出自がどうであろうと、俺の主君はアルスラーン殿下だ」
ギーヴがからかったりもしていますが、ナルサスやギーヴ本人、そして護衛を引き継いだジャスワントなど、その絆の強さは仲間たちに多大な影響を与えていることでしょうね。

その二人の強い絆のほどは、仲間たちや臣下たちに伝わり、新生パルスの一つの象徴として表れることになります。
キシュワードもまた強い絆の持ち主
幼少時から付き合いのあったキシュワードは、アルスラーンにとって、ダリューンと同じくらい大切な存在。もしエクバターナに常駐していたら、長兄がキシュワードで、次兄がダリューンといった感じになっていたかもしれませんね。

そんなキシュワードですから、遠慮のし合いの末とはいえ、大将軍を任されるのも当然と言えば当然かもしれません。ただ、キシュワードもまたアルスラーンの影響を色濃く受けて絆というものを尊びます。
キシュワードは、ペシャワールでの魔軍との激戦中、ジムサとグラーゼという二人の十六翼将を失ってしまうのでした。

一気に二人もの将軍を失った辛さもあったでしょうが、キシュワードは責任を取って、大将軍を辞退すると言ってききません。(とくにジムサはキシュワードが一目置いていた人物で、さながらその関係はバフマンとキシュワード自身のそれでした。)

ナルサスが自殺を危惧したこともあり、キシュワードは大将軍の任を解任。大将軍はダリューンに引き継がれ、黒影号(シャブラング)と剛槍、それからどんな武器でも破れない殿下への忠誠心は、新生パルス国の象徴になるのでした。
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アルスラーン戦記
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