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アルスラーン戦記/私怨で動くヤツの下にはつきたくはない クバードの理想は酒と女がたらふくの自由な国

   

クバード2
最後に出たのは3話ですから、実に15話振りの出演となりますこの人。

異国感の強かったシンドゥラ編もありましたし、あまりにも久しぶりすぎて、そもそも万騎長の存在を忘れていた人もいるかもしれませんね。

ですが、クバードの考え方とか自分の在り方っていうのはこのアルスラーン戦記という物語では結構大事なポイントだったりします。

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とにかくブレない大将

クバード_サーム
ザーブル城討伐の折、山賊から村を救った大男の話を聞くサーム。こちらも少し久々の登場ですが、「御身」を案じたり、すっかりヒルメスの臣下らしくなっています。

クバード
あわよくば味方に、ということで向かった先にいたのが予想の通り、クバードでした。

クバード8
「今、命があればこそ、酒も飲めるし、女も抱ける。気に入らないルシタニアの阿呆どももぶったぎることもできるのだからな」

良心の呵責からか、ネガティブな発言をするサームにそんな声をかけるクバード。酒と印象的な台詞は相変わらずのようで、若干顔の皺が増えたようなサームとは違って、全く元気、クバードは戦の勝ち負けくらいではブレないことが伺えます。

サームの少々流されやすい性格もそうですし、久しぶりに会った仲間ということもあったのでしょうね、クバードはサームの陣営に加わり、討伐に力を貸すことに。

自分の力は、“清い場”で使いたい

クバード1
クバード3
▲ このアングルは楽しい 山賊15人をあっという間に打ち倒したというのも伊達じゃない

ですがその戦果の代価とでもいうべきか、クバードはヒルメスに質問を投げかけます。

クバード11
「ヒルメス王子、お聞かせ願えますか?あなたが王位を求めるのはいかなる理由ですか?」

自分の武力を安売りしない気持ちのあらわれでしょうね、ここで剣に手をかけるクバード。また、青年のような表情というか、飄々としているというか、そんな態度で問いかけていますが、これはクバードの長所。ヒルメスを一人の人間として、立場というものを極力省き、真摯に見ようとしています。酒は、ある意味そのために飲んでいるのかもしれません。

クバード_ヒルメス
「俺は、王国に安寧をもたらすために、奪われた玉座を取り戻す。それだけだ。」

クバードは、王ならテンプレな回答に、おそらくその一途さには一定の敬意と評価をし、態度は崩さないまま返します。

クバード10
「王座を奪われたのはルシタニアにですか?それとも…」

ここでザンデが間に入り、会話が終わってしまいます。ザンデと、それからサームの横槍をヒルメスの臣下に対する目のなさと考えるのは、おそらく早計ではありません。

クバード12
「はぁあ。サームよ。悪いが俺は行くぞ。アトロパテネで敗れたおかげでせっかく自由を手に入れた身だ。もう少しこのままでいたいのでな。」
▲ 自由人という名の盾で逃げるクバード

クバード5
もしくは、その隻眼が見るのは、復讐を心の拠り所にしてしまった、ヒルメスの心の弱さかもしれません。もっと、クバードを過大評価してみるなら、ここで既に、ヒルメスの生まれつつある自身の復讐に対する「揺らぎ」をも看破しているのかもしれません。

クバード4
歴戦の将、しいては場数を踏んだ者というのは、その肉体と精神一つに巨大な影響力を所持しています。そんな彼らは、ある期間を経ると、ある悩みに到達することがあります。『自分のこの影響力は如何にして使うべきか』と。そこには真剣さを多く含み、うぬぼれなどという若い感情はありません。

ザンデは王を外堀から崇めるだけの近衛兵のようにまだ若い。サームは権力に正義を見出しやすく、流されやすい。サームの生存に少々驚き、サームの危うさを察してもいたクバードは、精神の上では、サームよりも強者と言えます。

クバード6
「ヒルメス王子が正統な血筋だというのなら、ルシタニアより国を取り戻したあと、今度は玉座を巡ってパルス王家同士で血で血を洗う戦になるわけだ。」

サームとクバードは割りと仲が良いようにも思えます。それはサームが、流されやすい性格とは言え、精神的強者であり、時にはザンデのように反感を呼んでしまうクバードの人柄を拒まない存在であることが、クバードに自身の居場所を見出しているためもありますが、お互いに苦労性であることを認知しているためもあるかと思います。

サームが苦労性を受け入れている人物なら、クバードは逆に損をしないよう、自ら行動している人物と言えます。だからこそ、クバードはサームのネガティブさを指摘するのですね。もう少しお前はやりようがあるはずだ、と。もちろん、姑みたいにならないよう、紳士な言い方をもってして。

クバード14
そんなクバードの理想の王、理想の国は至ってシンプル。たらふくの美味しい酒が飲め、大勢の女性が住んでいる、争いのない自由な国。クバードの慧眼からしたら、身も蓋もない桃源郷のような国になりますが、それはクバードがそのために自分の武力を捧げ、国の平和と繁栄を維持するために尽くすと確信しているため。(実際それは後々ペシャワールに常駐した際、魔軍の攻撃に対して言い放った「ペシャワールは未来永劫渡さない」の言に繋がります。)

そのため、酒と女が好きで、武勇をも誇る、そんなクバードのいる国は、国家安泰のシンボルでもあるのですね。

案外、アニメ内で、これから出番が増えるかもしれませんね♪

 - アルスラーン戦記

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