パカパカ式=ガラパゴス携帯(ガラケー)=フィーチャーフォン
スバルの持つ携帯こと折りたたみ式ガラケーは、ロム爺の見識のもと「魔法器」と判断されます。魔法器とは、ゲートを介さなくても魔法が使えるようになる代物。(書籍版、アニメ版では「ミーティア」。)
モノの価値では、宝石の埋め込まれた徽章より高値がつき、聖金貨20枚以上の価値を持ちました。
▲ リゼロは貨幣価値の設定描写がほとんどないけど、単純に考えたら100万円クラス
もっともそれは、「魔法器を扱ったことがない者」「(その道の)学がない者」であるロム爺の見識であり、後に商人のオットーやラッセルなどは未知なる形状と材質、切り替わるカラー液晶などに目を輝かせて、金銭には替えられない貴重な一品の価値を下します。(魔法器は未だに謎も多く、複製法が確立されているのは対話鏡だけ。)
「交渉の前のお約束は確かに」
「助かったよラッセルさん。討伐が済んだらミーティアはアンタに譲るさ」
ちなみにwebの方では、交渉前に無難なものに変えますが、スバルの携帯の待ち受けはアニメキャラだったと書かれています。
「ずいぶんと、不思議な触り心地がしますね。金属のようですが、温かみもある……。表面は滑らかで、柔らかいようにも……ここは、開く?」
「光って、絵が切り替わる……いえ、しかし内容は判別できませんね。見たこともない文字が、いや、絵……でしょうか?」(書籍版7巻より、webは3章54)
もちろんスバルは充電がないことには意味がないことを知っていて、それを隠してた上での価値ではありましたけどね。(笑)ただやはり、説明をしたところで理解できるかどうかというスバルの認識は正しく、「(変人の)ロズワールが所持する」「未知なる美術品」の扱いをして、ラッセルという説得材料を持ち込むためだけに惜しみなく使ったのは好判断と言えるでしょうね。
一応、ルグニカに転送直後のスバルは、携帯を含む、ジャージ、スニーカー、硬貨にそれから会員証に至るまで、テクノロジーの提供という意味での資金繰りは考えていました。
ただし、それらはあくまでもファンタジー系列のゲームやラノベ的(と見られる)小説の知識に過ぎず、あまり計画性らしい計画もなかったようで、『死に戻り』の末、生き死にに重大な人生観を見出すヒューマニストな英雄になっていくのから鑑みると、スバルという少年の成長などの諸々が見えてくるところでもあります。
スバルらしいということで選ばれた歌
そうして交渉の材料はもちろん、目くらましだったり、灯りとしてだったり、なんだかんだ使っていくスバルの携帯。
19話の白鯨戦では、白鯨の出現時間を告げる大事な役割を担いました。
なんでも、その際のアラーム音は19話の中でも特に工夫の凝らされた部分でもあって、製作陣はわざわざスバルの携帯と同じ機種(当時爆発的ヒットを誇ったdocomoのN503i。)をオークションで入札し、例の不気味ながらいい味も出した――フランダースのいぬの「よあけのうた」を打ち込み、そして録音したのだそうです。あのEDはよかった。(*´ω`)
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Re:ゼロから始める異世界生活
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