クロムクロ/22話感想 敗戦。セバス殉職。そして既に死んでいた父…次々と明らかになる真実に打ちひしがれる暇も無い、立ち上がれ由希奈!
2016/09/11

黒部研究所を舞台にした大攻防戦。圧倒的なエフィドルグの戦力の前に成す術もなく破れ、多くの犠牲を出した地球軍。果して地球側に逆転の目は残されているのか!? 夏の終わりに雪が舞うクロムクロ第二十二話『鬼が哭いた雪中花』のレビューです。
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2016/09/11

黒部研究所を舞台にした大攻防戦。圧倒的なエフィドルグの戦力の前に成す術もなく破れ、多くの犠牲を出した地球軍。果して地球側に逆転の目は残されているのか!? 夏の終わりに雪が舞うクロムクロ第二十二話『鬼が哭いた雪中花』のレビューです。
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母艦から射出された装置によりシールドが展開され、黒部を中心とした半径25kmは完全に隔離されてしまいます。

なおシールド圏内の気候を変動させるエフィドルグ。一体その目的はどこにあるのか? 夏の終わりにも関わらず木々は紅く色付き、雪が降り始める黒部の大地――

一方脱出の遅れた黒部の所員や避難民はシールド内に閉じ込められてしまった状況。急遽立山国際高校を避難所に。職員室が臨時司令部となります。

残存戦力はクロムクロクロウとボロボロのガウス1のみという有様。赤城のおやっさんも無事でしたからなんとか応急修理はしてくれるのでしょうが。しかし部隊は孤立無援、援軍も期待出来ず戦力的には非常に厳しい状況です。

その夜、寺がシールド圏内にあったため白羽家一同は一旦自宅に戻ることに。同行する剣之介とムエッタ。

小春「えと…どっちがゆきねぇ?」
ムエッタと(正式には)初対面はずですが小春ちゃん、お姉ちゃんが分身しても全く驚いた様子がありません。肝が座ってますね(笑)

居間では洋海とゼルが待っていました。全員揃ったところでゼルは自身が友と呼ぶ由希奈の父、白羽岳人(しらはね たけひと)との出会いを語ります。

8年前、岳人は鬼の存在を証明するため山中に篭もり罠を仕掛けて鬼を捕まえようとしていました。ですがあからさまにバレバレの罠です。

その様子を陰からずっと伺っていたゼル。当然引っ掛かるはずもなく、やがて実験に焦れた岳人は「やはり鬼の好物は人の肉か?」と自らの腕を切り落とそうとナイフを取り出します。

ゼル「よーし、望み通り喰らってくれる(棒)」
岳人「あははは! やったー!」
そんな岳人の姿を見て慌てて飛び出してしまうゼルさん。今までの描写でも薄々そう感じていましたが見た目は怖いですがやっぱりどこか『いいひと』っぽいです(笑)

仲良くなったゼルと岳人は由希奈を介抱したあの秘密基地(?)洞窟で牛タンシチューを食しながら会談を交わします。
ゼルのひょうきんな姿はもちろん、レトルト食品を食する鬼の姿にちょっぴりガッカリのおとんの姿もなかなか可愛いです。

異星人――エフィドルグ侵攻の事実を知った岳人は山を降り、この事実を世間に知らせようとしたのですが……

岳人の願いだった「家族とゼルを会わせたい」――友の願いを叶えられたことを静かに喜ぶゼル。岳人はゼルと別れて下山の途中、滑落して命を落としたのでした。急いで帰ろうと焦ってしまったのでしょうか。

岳人の遺品を前に本堂で御経を唱える薬師和尚。番組初の、和尚としての本来の仕事をしています。白羽一家も静かに父岳人の冥福を祈ります。

本堂前で佇む剣之介とムエッタ。自身がエフィドルグではなく地球人、それもクローンだと知ったムエッタは所在なく彷徨い歩きます。エフィドルグでもなく、かといっていまさら地球に与する訳にもいかず…

失踪したムエッタを追って山に入る剣之介。追いて来るなと言われた由希奈ですが、やはり彼女のことが気になり山へと入ります。

降り積もる雪に足を取られ滑落してしまう由希奈。ムエッタはオコジョの案内もあり雪の中に倒れた由希奈を発見。近くの山小屋へと避難します。

意識の無い由希奈を低体温症から救うため、ムエッタは服を脱ぎ裸になります。冷えた体を人肌で温めるというお約束のアレです。

夢の中で父親の幻影と別れを告げる由希奈。岳人に本当の想いを伝えます。

目を覚ました由希奈はムエッタと裸で抱き合っていることに驚きます。低体温症を回避するために人肌で温め合ったことを説明するムエッタ。

由希奈はムエッタに父親に対しての感情を吐露します。

そして本心を話してくれた由希奈に次第に心を開いていくムエッタ。どうしたらいいのか分からない、迷っていることを泣きながら吐露します。

着替えの終わったタイミングで山小屋に飛び込んでくる剣之介。全く間の悪い侍です。
ムエッタの説明でこの雪が完成体柩石へのエネルギーチャージであることを剣之介達は知ります。そして超空間ゲートが開けば本隊が来てしまうことは明らか。果たしてこのピンチ、地球側に捲土重来の策はあるのか!?

前回今回と由希奈もムエッタも明らかになった事実を受け止めるので精一杯。精神的に大きな負担を強いられました。
山小屋で互いに慰め合うようなシチュエーションにはなっていましたが、逆に言えばこんな過酷な状況にも関わらず、他人を思いやれるほど精神がタフになった由希奈。大きな成長をしています。
大きな謎だった由希奈の父の失踪も下山の途中で事故に遭い死亡していたことで解決。これで残った大きな謎はレフィル隊長の仮面の下と450年前の雪姫の正体、ゼルとの関係くらいですかね?
残り4話、まだまだ予断を許さない状況ですが知恵と勇気でどうこの逆境を撥ね退けるのか楽しみです。由希奈とムエッタは心が通じ合った的な描写があったので、もしかするとクロムクロinムエッタ&由希奈組、剣之介とゼルは黒部研突入隊に編入…みたいな展開もあるかも?

なおグラハム少佐は洗脳された人々は生きているかも…と望みを持っていましたが、枢石発動と同時に洗脳所員は使い捨てにされ皆凍死した雰囲気です。恐るべしエフィドルグ。

Amazonが凄いのか、それともヤマト運輸(佐川急便?)が凄いのか。意外とコンビニ受け取りかもしれませんが。
ゼルさん、どうやって現代の現金を確保しているのかが気になります(笑)
(ごとうあさゆき)
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