クロムクロ/23話感想 ムエッタのドキドキ学園生活。最後の日常は嵐の前の静けさ…未来を望む侍の決意と覚悟を見よ!
2016/09/19
雪山の遭難から一夜。本心を互いに打ち明け合った由希奈とムエッタは一気に距離を縮めます。刻一刻と迫り来る破滅の時の中、来るべき最終決戦に備える戦士達が最後の時間を過ごすクロムクロ第二十三話『雪に唄う蛙』のレビューです。
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2016/09/19
雪山の遭難から一夜。本心を互いに打ち明け合った由希奈とムエッタは一気に距離を縮めます。刻一刻と迫り来る破滅の時の中、来るべき最終決戦に備える戦士達が最後の時間を過ごすクロムクロ第二十三話『雪に唄う蛙』のレビューです。
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シールドに覆われた黒部の地。臨時避難所兼指揮所になった立山国際高校。脱出に遅れた生徒達は他に行く宛も無く、自然と教室に集まります。
生徒数がわずかですが授業をする訳でもないのに全員が律義に制服姿。やはり学校に来るには正装――制服姿に自然となってしまうのでしょう。
そこに登校して来る由希奈と剣之介、そしてムエッタの3人。まさかこの終盤に至っての制服ムエッタさん初お目見え。スタッフ実によく分かってます(笑)
武隈先生も現れ、他にやることもないので授業を開始――というかホームルームに近いものでしょうか。深イイ話が始まります。
それは牛乳の壺に落ちた2匹の蛙の話。ジャンプしても届かない状況に、一匹は絶望して壺の底に沈みます。しかしもう一匹の蛙は諦めずに足掻き続け――その結果、牛乳はバターとなり、それを足場に蛙は壺の外へと脱出することが出来ましたとさ…めでたしめでたし。
もし牛乳がバターになることを知っていればもう一匹も死なずに済んだのかもしれない、だから知識を学ぶことはとても大事、そういう教訓めいた寓話です。最後まで諦めず人知を尽くす…先生はそれを生徒達に伝えたかったのでしょう。
授業の後、先生に進路指導を受ける剣之介。もはや現代に侍は思想の中でしか存在しておらず、思想だけでは食べていけません。
剣之介に現実と未来を考えるよう、きちんとアドバイスする武隈先生。14話で剣之介がムエッタに刺された時も的確な処置をしてましたが、どうもただの教師では無さ気です。もしかすると内調か陸幕辺りのエージェントの可能性も?
しかし1話でもそうでしたが、生徒の将来を考える立派な先生です。
カルロス渾身の脚本が仕上がり、まさかの映画撮影がスタート。18話温泉回の食事会話がこんな形で伏線になるとは予測もしませんでした(笑)
エフィドルグの最終計画が刻一刻と迫る中、今という時間を全力で楽しむ若者達。
トム「何遊んでんだ、あの馬鹿どもは?」
グラハム「遊べるうちに遊んどくもんさ。大人になってから遊んでたんじゃ、みっともないからな」
トム「フン…みっともない、上等!」
今回若者達を暖かく見守る&アドバイスする大人達の描写が非常に良いですね。
覆面男「今のユーではケンノスケに勝てないネ~!」
謎の格闘家「この悪党は私が倒す!」
なお大人気ない一部の大人は撮影に乱入。実にやりたい放題です(笑)
明日どうなるかは分からない。それでも必死に今を生きる――それは一匹の蛙の様に、最期まで足掻き続ける。誰もがまだ諦めていません。闘志衰えず、戦いに臨む気迫は十分。
武隈先生の先程の話を思い出し、雪姫の想いを守るため――仇討では無く、復讐のためでも無く。未来のため今を生きる人々の礎となるために2匹目の蛙が飛び立つためのバターとなる決意を固める剣之介。
ムエッタ「ところでバターとは何だ?」
剣之介「存じませぬ」
ムエッタ「…そうか」
せっかく良い話が全て台無しです(笑)
そして日が沈む頃全ての撮影が終わります。それは束の間の――そして最後の休息の終わりを意味していました。
エフィドルグ母艦から反転トラクタービームで成層圏外へと射出される完成体枢石。恐らくエネルギーの充填が完了したのでしょう。
いよいよ地球最期の刻が迫ります――
全体的に穏やかな日常回だった今回、やはりポイントになるのは地球の日常を過ごすムエッタさんの描写。ここ数話、表情がどんどん柔らかくなっていった彼女ですが今回は笑顔や驚き顔など非常に魅力に溢れた描写が多数。
なおパジャマは由希奈の物を貸して貰っている様ですね。サイズが合わず胸元が大きくはだけてしまっているのがポイントです(笑)
学校では制服姿。美夏からも「マジでそっくりさんだねぇ~」と突っ込まれる程そっくりです。
食事をしたのは今回が生まれて初めてだった模様。スプーンの持ち方や「美味しい」という概念を知る反応がとてもカワイイです。母性溢れる優しい由希奈もとても良い感じ。
なおこちらがミラーサちゃんの食事風景。エフィドルグは固形キューブで栄養補給をしている様です。なお味は無いか、美味しくない模様。サプリやプロテインといったところでしょうか。
どうしたらいいのか分からないムエッタさんをカウンセリングするまりなちゃん。まりな先生、これまでとはまるで違い、きちんと相談に受け答え、ムエッタの悩みに真摯に応えます。
映画撮影を通してクラスメイトと打ち解け合い、自分のやるべきことを見出すムエッタさん。ちゃっかりキョンシーとして参加しています。本人は白くて小さいものになりたかったらしいですが…着ぐるみかゆるキャラ?
これまで流されるままに剣之介に協力して来たムエッタですが、今回様々な人と接触したことで剣之介の願いを自らの意思で受け入れます。
果たして彼女が見届けるエフィドルグの真実とは? そしてその結末はどうなるのか――
いよいよ地球の運命を賭けた最期の戦いが始まります。黒部研側の戦力はクロムクロクロウ、ガウス1、そしてダム湖に沈んだメデューサ。恐らくそれぞれの機体がヨルバ・イムサ・ミラーサのグロングルと対峙する間にグラハム少佐率いるゲリラ歩兵(と研究解析員?)による潜入部隊が直接母艦に乗り込み、制御系の破壊かあるいはバリア停止を目論むのでは無いでしょうか。
今回ヨルバは捕えた所員から聞き出した『地球側は枢石の真の力(超空間ゲート)のことを全く知らない』との情報で相手を見下しています。このことが決定的な油断、あるいはミスを誘発しそうな気配。
残り後3話、血戦というサブタイトルに相応しい激戦奮戦死闘のクライマックスを期待するところです!
(ごとうあさゆき)
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