にゅうにゅうす

主にアニメの最新情報をお届けします。

*

Re:ゼロから始める異世界生活/1話感想 オーバーロードに続くか、WHITE FOX渾身のリバイバル系異世界アニメ

      2016/04/18

りぜろ24
2016年度春季アニメ、「Re:ゼロから始める異世界生活」始まりましたね!

前季は冬らしくあった反面ラインナップが小ぶりだったのに対して、今季は春らしく多方面でかなりの充実っぷり。

りぜろ_春
▲ 特徴としてオリジナルアニメが目に付く

明らかに力を入れてきているアニメも複数あり、流行の「小説家になろう」出身のRe:ゼロから始める異世界生活、もとい“Re:ゼロ”(りぜろ)も1時間スペシャルでチャレンジしてきていました。

sponsored link


「まばたき」で異世界に舞い込んでしまった主人公

りぜろ1
タイトルの通り、Re:ゼロは、現代人である主人公が突如異世界へと舞い込んでしまういわゆる異世界ファンタジーもの。なろう作品の鉄板ですね。

りぜろ2
▲ 実写なコンビニ。(なにげに店内綺麗だよね、MINI STOP)

そのこなれっぷりは、ゲームで一日引きこもった末の寝不足がたたってちょっと眼をこすったら転送されていたという強引さ。

りぜろ3
「…どうなってんだ」

りぜろ4りぜろ5
「これはひょっとして異世界召喚ってやつぅ!?」

強引さもここまでくると清々しい。(笑)背景の作画もクオリティもかなり高いようで、映像美が映えに映えています。

「定番」を信じて暴漢を殴り倒せるくらいの能力

りぜろ6
「ファンタジー異世界と仮定して文明はお約束の中世風ってとこか。亜人ありありの世界感でたぶん戦争とか冒険ありあり」

主人公の菜月昴が分析を吐露しているように、主人公にはなにがしかの特殊能力や早熟な才能などがつきものですが、なかなか判明してくれません。

りぜろ7
「…魔法使うにはちょっと早かったな」

りぜろ8
会話は通じるものの、言語は読めないわ、お金は当然使えないわ、初期装備が使えない携帯(しかもガラケー)とコンビニ帰りのままのカップラーメンとポタージュスナックという貧弱さときています。(ニッチな頭脳・技術系主人公擁するラノベでは、レジ袋や割り箸などに活路を見出したりしてそうです。)

菜月昴は、最弱系一般人として召喚される最近のセオリーは知らないのかもしれません。(笑)

りぜろ9
菜月昴が散々こぼしてその展開を期待していた、ラノベ的アニメ的鉄板要素の例外として、筋トレによって不良を殴り倒せるくらいはパワフルなことがありますが、光物を交えた実践経験はもちろんなく、結局はぼこぼこに。

りぜろ10
▲ そのパワフルさも、主人公特権なラノベ的鉄板を信じるがためだった

なろう特有の丁寧な描写感が詰まってる

りぜろ11りぜろ12
それでも、セオリーの神さまを信じていた甲斐もあって(笑)、精霊術師な美少女がやってきて暴漢から救ってくれます。

りぜろ14りぜろ16りぜろ15
「俺の名前はナツキ・スバル!無知蒙昧にして天下不滅の無一文!」

その後はつらつらと、なろう小説らしい、和やかなゆったりとしたテンポの丁寧な世界観の紹介があり、

りぜろ17
差別感情がないことや、迷子の子供を助けたことで、やんわりなツンデレのサテラとの絡みもいい感じになってきたところで、

物語は一気に加速します。

りぜろ25
菜月昴、そしてサテラの死亡によって。

りぜろ18
「…っていろ…俺が必ず…お前を救ってみせる――」

オーバーロード商法の流用

りぜろ26
「…どゆこと?さっきまで夜だったよな」

本人は、サテラに会いに行くため再度フェルトの家に一目散に駆け込み、一度目の“リバイバル”では微妙に理解していませんが、菜月昴の主人公特権は「死に戻り」

ゲームでは最速の攻略法なこの能力を愛すべきバカ系な主人公菜月昴が理解し、サテラもといエミリアの恋心のままにこの能力をふんだんに使っていくのは次回からのようですが、それにしても1時間スペシャルといい、ちびキャラアニメの製作発表といい、それからなろう出身といい、そして290ページもの特典小説付与。EDは「L.L.L.」を手がけたMYTH & ROIDですし、オーバーロードの既視感がありありです。

りぜろ29
▲ 作画もぷれぷれぷれあですと同じ坂井久太さんっぽい

あれだけ原作が爆発的に売れ、アニメも大ヒットを収めておきながら、放送終了直後はあまり話題にはならず、各方面の人気アニメランキングのどこを見ても圏外というオバロの扱いは、非人間な主人公、アングラ系アニメの現実的な現実を感じずにはいられないとはいえ、なんとも寂しいものがありました。

りぜろ28りぜろ22
Re:ゼロの製作陣もといWHITE FOXは、オバロが持てなかった口コミのできる安心感、もとい“かわいいアニメ感”を取り入れて、オバロ的商法を実践してみる気なのかもしれませんね。作画はもちろん、顔芸や残酷表現もきちんと描いてくれて迫力もありますし、バトルもよく動き、能登姫も色っぽい!

りぜろ27りぜろ19
▲ サブキャラクターたちにもテンプレ感がなく、それからサテラやフェルトの安定の可愛さ

主人公もスポーツマン寄りな性格で珍しく、よほど何かがない限りは、最終話でまた1時間使ったりと、劣等生やオーバーロードなどに続く、渾身の力作に仕上げてくれるものと思います。次が楽しみです!

りぜろ23

 - アニメ感想, Re:ゼロから始める異世界生活

Message

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

  関連記事

甲鉄城のカバネリ/6話感想 窮地に陥る生駒達…そして、ひとつになる甲鉄城

『甲鉄城のカバネリ』Blu-ray&DVD第1巻の美樹本晴彦描き下ろしB …

リゼロ(Re:ゼロ)/やっぱりメインヒロインはエミリアなのかなぁって アニメでのE・M・Tの母性力の絶大さ

リゼロのメインヒロインがレムだというのは、既にネット界隈では溢れ返っている情報で …

だがしかし/5話感想 そもそも薬よりほたるんの顔芸っぷりのほうがキマってたという事実

2月7日、今年も日本最大の造形イベント「ワンダーフェスティバル」が幕張メッセで開 …

リゼロ(Re:ゼロ)/アナスタシアの守銭奴にして女将のような心地よさ【ただ(人情)より高いものはあらへんよ】

関西弁を喋るキャラは、存在自体が独特というのもあって創作では昔からよく見られてい …

迷家-マヨイガ-/6話感想 それぞれが抱える過去の闇…真咲ちゃんは何者?

ご視聴ありがとうございました!今回はこはるんのハリルジャパンもびっくりな華麗なス …

リゼロ(Re:ゼロ)/スバルにはヒーローショウのお兄さんでいてほしい だけどエミリアの願いは届かない

12話での引きから登場した5人目の王選候補者フェルト。 フェルトは序盤から大活躍 …

双星の陰陽師/40話感想 ろくろ愛の告白…言わせね~よ!闇無の大反撃にまさかの十二天将全滅!?

地下の戦いを征したのは十二天将・白虎の力に覚醒した繭良でした。大樹ケガレの球根部 …

双星の陰陽師/5話感想 新たな展開の胎動? 続々と新キャラ登場で物語が動き始める!

双星の陰陽師、第5話『十二天将 朱雀』の感想です。 禍野に取り残された兄貴分の亮 …

不機嫌なモノノケ庵/2話感想 妖怪だって人間と変わらない!親分の涙と2人の想い

前回は不覚にも泣かされてしまいましたが、今回は涙腺をグッと締めて画面に向かいます …

坂本ですが?/3話感想 パシリのスペシャリスト坂本、その超絶運動能力に驚愕せよ! 

坂本ですが?第3話「パシリスト坂本/恋のかくれんぼ」の感想です。 今回は坂本がそ …