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双星の陰陽師/18話感想 過去に決別を!決戦前夜、ろくろと紅緒は信念と覚悟で立ちあがる!

      2016/08/21

双星18-①メイン
悠斗との戦いに破れた清弦。たった1日の猶予を与えられたろくろは、しかし陰陽連の討伐隊の到着を待たず一人戦うことを決意します――陰陽師として!

残されたわずかな時間を利用し特訓を開始するろくろと紅緒。かつてない強敵相手に恐怖に揺れる心と向き合う二人。果たしてこの敵に、この試練にどう立ち向かい乗り越えるのか? 決戦迫る双星の陰陽師第十八話『決戦前夜』のレビューです。

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残された時間はたった一夜

双星18-②紅緒参戦
悠斗との戦いを決意したろくろ。そしてもちろん紅緒もその願いに応えます。紅緒にとってはこの世界に残されたたった一人の肉親。しかしそれでも悠斗を止めなければなりません。これ以上の悲劇を繰り返さないためにも――

双星18-③悲劇
過去の悲劇だけでなく、15話の徹や繭良のケガレ堕ちなどの現在進行形の悲劇。それは紅緒にとっても他人事ではありません。繭良と合わせ犠牲者がより身近で、事件の当事者に紅緒自身が近付いたことで、より悲壮感が漂っています。

双星18-④呪具
地下の訓練所に大量の呪具を持ち込み特訓を開始する紅緒とろくろ。特訓とはいえあまりにも時間もありません。そしてや相手は十二天将をも超える呪力の持ち主。生半可な策では返り討ちに遭うのがオチです。

双星18-⑤レゾナンス特訓
そこで2人が採った策は他の誰も真似出来ない方法――双星だけの力、共振《レゾナンス》による戦闘でした。

レゾナンスの発動条件、発動時間、発動回数、能力強化の具合等々…諸々の条件や性能を具体的に熟知することで戦闘に応用する考えです。というか、あまりに時間が無さ過ぎてそのくらいしか対応出来ないというのが正解でしょう。

双星18-⑥発動訓練不発
手を繋ぐだけなのに互いを意識し合って集中出来ないウブな二人。式神のきなこにもイジられる始末です(笑)

意識のベクトルを重ね合わせるため、二人の取った行動は――

双星18-⑦発動紅緒
悠斗「《何より愚かなのは、お前を庇って死んだことだ》」

悠斗の亡き両親への暴言を思い出す紅緒。

双星18-⑧ろくろ発動
悠斗「《朝起きたらみぃ~んなケガレ堕ちしていた、なぁ~んてことがあるかもしれないよねぇ♪》」

ろくろも悠斗の台詞を思い出し、意識を集中します。

双星18-⑨二人レゾナンス
口にしなくても、『意識を集中させるために外道兄貴のことを思い出す』だけであっさりレゾナンスモードに突入。実に息ピッタリです(笑)

双星18-⑩特訓終わり
特訓によりレゾナンスの能力を把握する二人。圧倒的な攻撃力の増幅を見せるレゾナンス、その使用回数に制限は無く、持続時間は呪力と集中力が続く限り有効、攻撃力の増幅力は5~10倍と圧倒的。

ただし術の増幅を強化するとその分呪力の消費も増すことも確認。まさに一点突破型の強攻倍加能力、それは同時に諸刃の刃でもあるということです。

双星18-⑪休むよう進言
明日の決戦に備えて特訓を切り上げ体を休めるよう紅緒は忠告します。しかしろくろは後一つだけ試しておきたいことがあると言い、居残りで特訓を続けます。

双星18-⑫赤い呪符
ろくろがやり残したこと、それは師から授かったあの赤い呪符の力を自らのものにすることでした。

忍び寄る恐怖

双星18-⑬シャワー
湯浴みで体を清め、ゆっくりと就寝しようとする紅緒。しかし目を閉じるとそこには自分を蔑む兄の顔が浮かんできます。

双星18-⑭悠斗に襲われるイメージ
あまりにも強く、あまりにも恐ろしく、あまりにも強大な敵、双子の兄であり天才陰陽師・石鏡悠斗。勝てないかもしれない――そんな恐怖で全身が震えます。

双星18-⑮星火寮に行く紅緒
紅緒は思わず新居を飛び出し、夜の鳴神町を走っていました。その足は自然にこの町でただ一箇所、顔馴染みである婆やが住んでいる星火寮へと向かっていました。

双星18-⑯おはぎ
婆やは紅緒への差し入れのためにおはぎの仕込みをしていました。出来立てのおはぎを用意しますが、しかし紅緒はそれを口にする元気すらありません。

双星18-⑰ばあや
紅緒「ばあや、ごめんなさい……どうしたらいいのか…分からない…体が…震えて…」
婆や「いいんですよ、逃げても」

優しいお婆の説法とかつてのろくろの言葉を思い出し、自分の取るべき道を再確認する紅緒。婆やの台詞がいいですね。逃げても構わない、しかし選んだ選択に後悔をしてはならない。後悔は後の一生自分を縛り続ける、後悔しない選択をしなさい――と。

双星18-⑱帰宅
決意も新たに新居に帰宅した紅緒は訓練所に降りてろくろの様子を見に行きます。疲れて眠りこけてるろくろを見て紅緒は本心を吐露します。まさにデレの予兆ですね。

双星18-⑲一緒にねる
紅緒「本当におかしなやつだな君は。無鉄砲で失礼で本当にダメダメな奴。なのに君は、君はもう何度も、暗闇で迷った私に道を照らしてくれている…」

双星18-20紅緒出陣
昨晩婆やから渡された黒い狩衣を身に纏う紅緒。恐怖を乗り越え出陣する少女の姿がそこにはありました。

双星18-21禍野の悠斗
そして禍野ではろくろの到着を今か今かとウキウキワクワクで待ち受ける悠斗の姿が。

双星18-22双星参上
そこに姿を現すろくろと紅緒。いよいよ始まる最終決戦の刻――果たしてろくろと紅緒は悠斗に乾坤一擲の一太刀を入れることが出来るのか? そして悠斗の真の目的とは? 過去の精算と未来を掴むための戦いが今始まります!

さらりと明かされる驚愕の事実

双星18-23治療
今回の話でろくろの右腕の正体がついに明らかに。予想通りあれはケガレの腕。2年前の雛月事件でろくろは右腕をケガレに喰われ失ってしまいました。その後ろくろも悠斗によってケガレ堕ちの洗礼を受けますがなぜかケガレ堕ちにならずに済んだそうです。

このことが悠斗がろくろを執拗に狙う要因の一つになっていることはほぼ間違いないでしょう。恐らく悠斗の左腕も同じ能力。ケガレの力によって誕生したものだと推測されます。

双星18-24少女散華
亜美「《ケガレになるくらいならろくの手で祓って貰える方がいいな……》」
ろくろ「《……くっ…うぅっ!!》」
亜美「《ごめんね、ろく……ありがとう…》」

そしてやはり予想されていた通り、雛月の全員を祓ったのはろくろでした。つまりろくろはケガレ堕ち由来の力で雛月の友人たちを自らの手で殺したということです。彼らの魂を救うためとはいえ……そりゃ陰陽師辞めたくなるのも無理ありません。

双星18-25弱音を吐くろくろ
ろくろ「正直言うと俺、結構ビビってたんだ。もちろん一人で戦う覚悟はあったけど…怖いことには変わりないからな」

決戦前の穏やかなひととき。互いの気持ちを確かめ合うように言葉を交わすろくろと紅緒。まさに2クールかけて積み上げてきた関係性の到達点と言えるでしょう。

双星18-26次回予告
「一人じゃないってありがてえ」本心でそう呟くろくろに頷く紅緒。恐怖を乗り越えた少年少女達の、自身の未来を賭けた戦い、熱い夏の戦いに期待しています!

(ごとうあさゆき)

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