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リゼロ(Re:ゼロ)/【7話の神回っぷりに涙腺が崩壊…】ラムの怨嗟とベアトリスの導き、エミリアの慈愛

      2016/05/19

7話_12
「お前たちが俺にくれたものの話だよ」

7話_11
「そんなこと…、記憶にありません」

スバルの悲しみの声は記憶のないレムには届きません。

もし、レムがただの記憶喪失者だったら感動的な場面の前振りでした。そんな前触れ的な、レムが眉を顰める展開も、ほんの僅かにだけどありはしました。

ただしそれも半ば自我を失って泣き咽ぶスバルには考える暇もありませんし、物理的な意味でも遮断されてしまいます。

7話_13

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ベアトリスの好意

拷問した下手人の顔で目覚めるほど目覚めの悪い朝はありません。下手人が全く知らぬ存ぜず、しかもかつて表面上は全く普通に関わっていた人物(スバルからしてみれば旧知の仲)なのだから、尚更に。

そんなスバルは苦渋の決断で死に戻りのことを語り、エミリアとの共闘もとい対策案を持ちかけようとします。ですがそれも魔女の口封じのために打ち止め。

7話_15
「スバル?どうしたの急に。何かあるなら」
「…頼みがあるんだ。俺に構わないでくれ」


ベアトリスが言ったように、スバルは二日の間、ろくにベッドから出ず、腐っていました。誰と絡んでも、何をしても、殺される結末を恐れて、その結末を半ば受け入れて。

7話_17
そのため、ベアトリスとの契約は、突然振って湧いた最高の打開策にも思えました。

7話_167話_10
「必死さが鬼がかってんなぁ、お前…」
「(`ε´ )ぷ」


ラムの怨嗟の声

7話_2
ベアトリスの計らいのもと禁書庫であっさりと迎えた5日目の朝。

7話_1
でも、現実はスバルの思惑とは違い、二転三転し、まさかのレムの死。当然のように何もせず、4日間引きこもっていた、他の人から見れば2日間消息不明だったスバルに白羽の矢が立ちます。

7話_18
「触らないで!レムに…ラムの妹に触らないで!」
ラムの詰問と怨嗟の声は途絶えません。

7話_23
「そんなこと、全部どうでもいいのよ!」

かつてのスバルのように。ただただ妹を想って。

7話_21
「レムの敵を、何か知っているなら全部話して」

7話_22
「ラムを、レムを、助けて…!」

思い当たる節はあっても情報の開示のできないスバルの選択は、逃亡。ラムの殺意も経験上、本物であることが拍車をかけました。

7話_7
「殺してやるううぅう!!」

7話_4
『死ねば…(救われるだろうか。この状況から)』

責任転嫁できる相手もいないスバルを責めることは、もはや誰も出来ません。

7話_6
『あとたった一歩が…俺はこんな…こんな簡単な事も…』


エミリアの慈愛

ベッドで伏せっていたスバルの空白の日々ですが、ちなみに原作だと、かつての世界のように、本懐であったはずのニート生活、無為な時間を過ごしても何の感慨も沸かないスバルの心境が淡々と、赤裸々に語られています。

7話_8
▲ コミカライズ 屋敷の一週間編2巻より

また、エミリアが実は連日お見舞いに来ていたこと、ベアトリスの契約後、多少感情を取り戻したスバルに「あーん」をしてあげるひょいパクシーンなどもあったり。

7話_9
エミリアのE・M・Tっぷり、二人の恋愛っぷりはもちろん、スバルの性格の「すぐに立ち直れる」というリアルな部分が描かれているところでもありますが、尺はもちろん、声優さんたちの迫力を鑑みると、いい判断だったなと思います。(回想シーンで出てくるかもしれませんね。)

 - Re:ゼロから始める異世界生活

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