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落第騎士の英雄譚/4話感想 桐原よりも観客がゲスい 桐原+有栖院回だった

      2016/04/21

いよいよ七星剣武祭代表選抜戦が始まりました。

4話28 (1)
ステラの初戦は桃谷という名の重装備の生徒。ゴリアテといえば、少年のダビデに投石され、倒された巨漢ですが…

4話28 (2)
突進はしなかったようです。(笑)実力差というよりは暑かった、ということでしょうか。それにしても観客がゲスい。

「行けー!桃谷ー!」「近距離戦でお前に勝つ奴はいねえ!」「そいつはFランクに負けてるんだぜ!」「最上級生の維持を見せてやれ!」

こんなにメインヒロインに厳しいアニメだったっけ? いや、ビショウは犯罪組織だからいいんだよ。

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有栖院凪のカウンセラー室

4話1
有栖院と珠雫も、無事勝ち残った様子。ステラが部屋に帰ってみると、そこには自身の対戦相手である桐原の動画を見る一輝の姿がありました。

4話3
事前に相手の戦い方を知り、シュミレートするのは必須項目。(ステラのこと以外では)冷静な分析を得意とする剣士の一輝には当然の行動と言えました。ですが、その面持ちはどことなく重く。

4話13
「僕は、必ず勝つよ」

4話5
そう言う一輝の言葉には、余裕がない、というほどではありませんが、視線をステラには向けず、心ここにあらず、といった風。ステラも違和感を覚えながらも正妻らしく(笑)気丈に笑ってみせます。かわいい。

いつも通りの走りこみの最中、一輝は有栖院凪と出くわします。背景が綺麗です。

4話12
「はあい、一輝。ちょっと話がしたくて。去年、桐原静矢とあなたの間に流血沙汰があったって、ほんと?」

内容は、黒鉄本家と繋がりのあった当時の理事長が一輝に対して退学理由を探していたこと。そこを狙って桐原静矢が動き、攻撃を仕掛けてきた。でも一輝は、退学を恐れて何もしなかった、という内容。(つまり、桐原静矢は理事長と繋がりがあったということになりますが、その描写はなく。)

「ねえ、教えて一輝。もし今年あなたを取り巻く状況が変わらなかったら、あなたはどうしたの?」

4話15
「周りの人たちに僕の強さを認めさせる。それだけだ。たとえ何年かかったとしてもね」

4話9
この一輝の発言を覚えていてください。これは、去年から桐原戦までの一輝の考えなので。

4話114話10
それにしても、この一幕は実写ではありましたが一転して魅せる展開でした。単なる引き伸ばしなのかどうかは定かではないですけど、今後こういった演出も取り入れるなら、バトルアニメやチョロイン以外の新しい側面が見られるかもしれません。

桐原静矢よりも観客のウザさが異常

4話7
さて、桐原戦ですが、靴紐がほどけたりと一向に不安は払えません。西京寧々が抱きついてきて、その可愛さに視聴者的には多少拭われますが、緊張は解けない様子。俺TUEEEEの唯一払わなければならない影、といったところでしょうか。

4話14
▲ 森を出現させるという面白い能力

いざ戦闘が開始すると、やはり本調子とはいかず、まもなく桐原静矢にぼこぼこにされてしまいます。その理由も、やはり有栖院凪には看破されていました。ステラも気付き、なぜ気付かなかったのだろうと愕然とします。

4話25
「あそれ!ワーストワン!ワーストワン!」

調子にのった桐原静矢は、観客を唆し始めます。(当人同士にマイクがついていて、だだ漏れだというのなら、そういった戦い方をする生徒もいるでしょうけど、今作にそれはないのでしょうね。)

で、これ。

4話26
無表情から一転して皆笑ってます。一輝への仕打ちにひどいの声もなし。ステラの恥ずかしい大告白にも動じません。桐原に追従するばかりの彼らには感情が抜け落ちているのかもしれません。理事長!生徒の精神面の教育方針の見直しを提案します。

桐原静矢のゲスさも分かりますが、むしろ観客のゲスさの方が上です。Fランクに負けたステラをけなしたり、Fランクの扱いどんだけ低いんでしょうね。

4話194話20
▲ この勝ち方はかっこいい

観客がこんな有様ですから、桐原静矢のゲスさはまだ可愛く感じます。そんな彼のモテっぷりも謎ですが、ステラと一輝の恋愛を燃え上がらせる足掛け的な役割なのでしょう、たぶん。

4話224話23
とりあえずは無事二人は交際を始めた?ので、これからやっとラノベっぽさから抜け出た落第騎士らしさが見えてくるでしょうか。

それから、覚えていてくださいといった台詞ですが、あれは、独りで生きてきた一輝の生き方を象徴する言葉なのですね。味方がいないから、耐え忍ぶしかない辛い行き方。有栖院凪も言いましたが、一輝は傷つけられることに慣れすぎてしまったがために、時間によって過ぎ去ることを待つしかなかったのでした。

そのため、「緊張していた」というのは正確な表現ではありません。ここに、つまり七星剣武祭代表選抜戦という晴れ舞台に、劣等種の自分が立っていいはずがないという極度の錯覚現象です。だからこそ誰の邪魔も入らず、コツコツと集中して鍛錬ができたとも言えますが、それは例えるならいじめを受けた人の傷を無視する暴力的な結果論です。いじめの傷も大抵はしこりとしてあるいは歪みとして残りますし、青春も二度と戻りませんからね。過保護な親も親で問題ですが。(笑)

4話16
今後は一輝に何年も待つ必要はないでしょう。そんなことになればステラがあっちの国に引っ張るでしょうしね。(笑)若干分かりづらくはあったものの、この一幕を演出してみせたスタッフですから、5話ではステラという恋人を経て飛ぶ鳥落とす勢いの一輝とステラを見れることを楽しみにしています。(*´∀`)(とりあえず観客とモブのゲスさはどうにかしてwあれはイライラするw)

4話174話18

この顔芸は惜しいなぁ…。(笑)舎弟にならないかなぁ。( ´‿`)

 - アニメ感想, 落第騎士の英雄譚

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