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双星の陰陽師/43話感想 ろくろの正体が遂に判明!「破星王」とは?全ては安倍晴明の千年計画。

      2017/02/25


闇無が取り込もうとした瞬間、逆に闇無の呪力を自らのものとし大復活を遂げた悠斗。再戦を挑む双星でしたがあまりにも強力な悠斗の前に手も足も出せず圧倒的な敗北を喫してしまいます。

悠斗の精神的な揺さぶりを喰らい暴走するろくろ――しかしそこに現れたのは死んだと思われていた陰陽頭・土御門有馬でした。

最強の陰陽師・安倍晴明が世界と人々を救うべく千年前に張った計画が遂に明らかになる双星の陰陽師第四十三話『千年の夢』のレビューです。

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現世と禍野――安倍晴明、千年の夢の果てに


有馬によって間一髪救出された紅緒。禍野を脱出した有馬と双星はひとまず鳴神町は星火寮へと帰還、治療を受けることに。


有馬「僕が死んじゃったと思って、悲しかったかな?清弦」
清弦「別に…」
有馬「またまた。ちょっぴり泣いちゃったりしたんじゃな~い?」

そして有馬の口から闇無との戦いの結果と、そして死亡説の謎が明らかに。今回は様々な謎が一気に明かされていく展開です。


有馬「語りだせばキリがないから肝心なところを聞いて貰おうかな?…時津利府之儀を行なって、僕が見聞きしてきたことの核心をね」
善吉「時津利府之儀ですと!?」


清弦「だがあれは1人では出来ねぇはず…仇なす者の手で死の淵に落とされなければ…! 闇無を利用したのか!?」

有馬は自分の命を狙ってきた闇無を逆に利用して『時津利府之儀』を発動、精神だけを分離させ、1千年以上も過去の京都へと時を遡り、安倍晴明が仕組んだ全ての真実を見聞きして来たのでした。

千年後の未来――現在までの全ての状況をまるで見通すかように綿密な計画を立てていた安倍晴明の謀を恐ろしいと呟く善吉。


有馬「それは違いますよ音海さん……本当に恐ろしいのはこれからです」

それに対し「本当に恐ろしいのはこれからです」と語る有馬。果たして彼が見てきた真実とは…?


有馬「焔魔堂ろくろ君…キミの正体についてはなるべくショックが少なく受け入れ易い方法を工夫して伝えるつもりだったが…石鏡悠斗の介入を許し、極めて心無い方法で真実を知らせることになってしまった。全て僕の不手際だ。赦してくれたまえ」

そして遂に謎の判明はろくろの出生に纏わる秘密までも。事態は一気に物語の核心へと触れていきます。果たして安倍晴明が企てた計画の真実とは――!?

実は死んでいた有馬!?過去で彼が見た驚愕の事実とは?


はるか昔――人々が安らかに暮らせる世を願う安倍晴明は人々を救う中で人間が抱く怒りや憎しみ、嫉妬などの負の感情がこの世に災いをなすと考えるようになりました。


しかしこれら『陰の気』は思いのほか強大なもので、晴明は呪術によって『異界』を作り出し、『天御柱』による結界の中にその溢れ出す陰の気を封じ込めることにしました。


しかし異界には人々が抱く負の気が増大し続けるばかり――やがて異界は変貌し、死と破壊の世界『禍野』が誕生します。そして遂には禍野の地に集った負の気から『ケガレ』が生まれるのです。


『禍野』と『ケガレ』を祓い現世を守るために安倍晴明は陰陽連を組織します。そして自らの式神を授け十二天将を生み出し、ケガレへの対抗馬としました。そしてそれだけでなく未来への布石、世界の救済計画を施したのです。

一つは『双星』――禍野を滅ぼし、現世と人間を救う『神子』を生み出すシステム。

もう1つは『破星王』――千年経っても陰と陽のバランスが保てず、人間が救えない程愚かであり、禍野が祓え切れない程拡大していた場合、現世を滅ぼす存在としてケガレの王を生み出すシステム。


そう、ろくろこそ安倍晴明が仕組んだ壮大な計画の申し仔――千年かけて陰の気が成長した存在、『破星王』だったというのです。

失意の少年に求婚アピールする新たな双星候補(?)登場


珠洲「お・か・え・り~遅かったじゃ~ん♪」

紅緒を星火寮に残し、自宅に一人戻った傷心のろくろ――リビングの扉を開けるとそこで待ち構えていたのはのんびりくつろぐ婆娑羅・珠洲の姿でした。


千々石の防備術式と闇無の龍黒点術式を自在に操り婆娑羅でありながら現世訪問を可能にした恐るべき使い手・珠洲。

ろくろと紅緒の行動はすっかり観察されていた模様で、キス寸前までイチャラブしていたことも全部お見通し。破星王であることも。その上でなんと珠洲はろくろに求婚のアプローチを!?


なお本人に恐怖感が無いせいか緊迫感はありませんが、現世側にとっては悠斗並みに危険な存在になってます。


珠洲「どうしてそこで立ち止まっちゃうかな~?今自分で言ったよね?人々を守りたいと思ってきたって。キミは自分のことを人間だと思っていた時には自分のやりたいことを自分で選んで来たんだろ?どうして破星王になったらそが出来ないのかな?人間だろうが破星王だろうが自分は自分じゃ~ん♪」

ろくろにアドバイス(?)を残し禍野へと去る珠洲。果たしてその真意は一体…?


鳴神町復興に忙殺される中、紅緒へのお土産を買っていたろくろは街中であの男と再会するのでした。


ろくろ「なっ……」


悠斗「来ちゃった♪」

突然ろくろの目の前――現世に現れた悠斗。赤いバラの花束を持ってとかヤンデレにも程があります。ろくろLOVEが重過ぎですね(笑)

人類殲滅を目論む彼の発言に憤るろくろ。破星王として自分の配下になれと勧誘する悠斗はそれが出来ないのなら自分と戦えと煽ります。


果たしてろくろが下す決断は? 神子を生み人類を救う存在となるのか、それとも人類を滅ぼす存在になるのか? 次回以降のろくろの決断に全てが決まりそうです。

運命に従うのか運命に抗うのか?


有馬生還の話、清明の計画、禍野やケガレ誕生秘話、そしてろくろの正体と天御柱の関係――と次から次へと謎が明かされた今回、終局に向けていよいよ話が動き始めました。

悠斗の次なる動き、ろくろの決断、そして紅緒の行動が物語の行く末を左右すると思われます。そんな中でも残された2人の婆娑羅、神威と珠洲の動きが要注目、かつ大きなイレギュラーな存在になりそうです。朽ちて石となった十二天将の復活は果たして? 現世と禍野の運命を決める決断――この先の展開が非常に楽しみです。

(ごとうあさゆき)

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