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鉄血のオルフェンズ/45話感想 シノ散る!? 鉄華団、魂の一撃を阻んだのは女戦士の意地とプライド!

      2017/03/16


アグニカの魂を宿すガンダムバエルを手に入れたマクギリス、しかし事態は紆余曲折の末、結局マクギリスはセブンスターズの残り2家門の助力を得られることは叶わず、革命派は独力でラスタル率いるアリアンロッド艦隊との戦いに臨むことになります。

そしてマクギリスに協力する鉄華団もまたその戦いに加わることに――いよいよ最後の戦いが幕を開ける機動戦士ガンダム鉄血のオルフェンズ第四十五話『これが最後なら』のレビューです。

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最後の戦い


最前線で気張る鉄華団。しかし戦局は圧倒的に不利――倍以上の戦力を有するアリアンロッド艦隊の攻勢の前に苦戦が続きます。


アリアンロッド艦隊は練度の低い革命軍を分断、精鋭のジュリエッタ隊に鉄華団を抑える命令を下します。


ラスタル「モビルアーマーを倒したあの機体の強さは直に見たお前が一番分かっているはず。だが、その上で敢えて頼みたい…バルバトスを止めろ!」

最も危険な敵――バルバトスを足止めせよと、ほとんど死んでこいという命令と同義語ですが、ジュリエッタはプライドを捨て、バルバトスを足止めすることだけを集中、見事に三日月と互角の戦いを繰り広げます。

バルバトスの足止めが可能かどうかがこの作戦の成否を左右する――逆に言えばバルバトスの突破力で一発逆転を図られたら詰んでしまう。ラスタルにもそれが分かっていたのでしょう。


激闘の宇宙。ボロボロにされながらもバルバトスに食らいつくジュリア。見事ラスタルの命令に応えてみせます。


一方石動率いる別働隊が苦戦する革命軍の援護に駆けつけたところでアリアンロッド軍は謎の撤退行動を開始。追撃命令を出す革命軍ですが…?


突然革命軍MSがダインスレイヴを発射。たったの一撃で大量のアリアンロッド軍MS部隊を撃墜します。


ラスタル「こちらにも被害がなければ色々とカドが立つのでな…」


マクギリス「…ダインスレイヴだと!?」
オペレーター「我が軍の機体から発射された模様です」
マクギリス「ラスタルめ。青年将校の中に間者を紛れ込ませたか…」


大量のダインスレイヴMS部隊を擁するアリアンロッド艦隊。連続でダインスレイヴを斉射して、革命軍を文字通り蹂躙します。

正直『どこが禁忌兵器…?』とちょっと首を傾げたくなる程いの大量投入。ギャラルホルンの倉庫にはよほど大量の槍(砲弾)が保管されてたのでしょうか。

マクギリスの誤算


今回革命軍の総大将として戦いに望んだマクギリスですが、想像以上にバエルの効果が薄く、兵力が思ったより集まらず、いきなり出鼻を挫かれる結果に。

おまけに革命軍は練度不足でやる気はあっても弱兵状態、しかも戦術的に効果的な策も無く、特にこれといった搦手や仕込みも無く、ただ単に正面対決を挑むといった、一見無策ぶりが目立ちます。


あまつさえ、今回は密偵によってダインスレイヴを友軍が使用したという既成事実を作られ、ラスタル軍からダインスレイヴの大量掃射を喰らう有様です。まぁもし弾頭というか、槍が月に保管されていたと言うならチェックや監視のしようもありませんが…もう少しダインスレイヴ使用の可能性を警戒していても良かったのではないでしょうか。決起後は少々行動の粗と迂闊さが目立ちます。

バエル入手までしか考えておらず、その後の行動が全て後手後手――というよりはほとんど行き当たりばったりで無策に近い感じなのがなんとも。あるいはこの状況も実は計画通りだったりするんですかね…?


マクギリス「革命は終わっていない。諸君らの気高い理想はけして絶やしてはならない! アグニカ・カイエルの意思は常に我々と共にある!ギャラルホルンの真理はここだ! 皆、バエルの下へ集え!

今回マクギリスが行なった戦略的行動は、バエルの剣を掲げて革命軍の士気を鼓舞したことくらいですし。次回ではこれまでの低評価を弾き飛ばす決定的なアクションを起こして欲しいところです。

ラスタルの無自覚な邪悪


今回の話ではギャラルホルンの腐敗の体現者であるラスタルもいよいよ本領を発揮。

革命軍に潜入させていた密偵にワザとダインスレイヴを撃たせ、「禁忌兵器を撃たれたから禁忌兵器で反撃!」と凄まじいマッチポンプぶりを発揮しています。


しかも密偵はその後なぜか撃たれて死亡。ヘルメットのバイザーにヒビが入っている様子ですから、とても自殺した風には見えません。投降後射殺というより別の密偵の手で口封じに殺された風に見えます。


またジュリエッタにはバルバトスの足止めを依頼していますが、「当てにしているぞ」が本心かどうかは正直微妙。

味方には優しい人物との評判があるラスタル氏ですが、意外に部下を捨て駒にしていますし(今回もダインスレイヴの初撃にわざと友軍MS部隊を捨て駒化してますし)、親友ですら自分の目的のために捨て駒にする徹底ぶりです。

ぶっちゃけ熱血正義感満載のガエリオがそこまで心酔する人かな?とさえ思えます。まぁ悪(マクギリス)を倒すためならより強力な悪(ラスタル)の力が必要なのだ、と敢えて飲み込んでいる可能性もありますが。


多分、自らの保身のためなら、最悪イオクやガエリオも平気で切り捨てるタイプでしょうラスタル様って。もちろんそれなりに悲しんではくれるんでしょうけど。あと想定外の事態には意外と弱そうです。今後窮地に陥った時に本当の人となりが判明するのかもしれません。

果たして鉄華団の運命やいかに…?


▲敵陣突破作戦が成功し、一見上手く行ったかに見えたフラウロスのダインスレイヴ攻撃――しかしとっさにジュリアが投げた剣がまさかの命中、射線軸がブレるという痛恨のアクシデント!これは敵ながらジュリエッタを褒めるべきでしょうね。


劣勢を覆す乾坤一擲の特攻作戦――フラウロスによるダインスレイヴ攻撃を外してしまい、シノとフラウロスを失う鉄華団。果たしてこの劣勢を挽回する策がマクギリスに残されているのでしょうか。


メタ的な話をすれば、4月の第1週が鉄オルの最終回なので、あと5話残っている計算になります。それに鉄オルは4話で1区切りの構成で話が進んでいますので、恐らく次回で何らか一段落つくのではないかと推測されるのですが……

正直アリアンロッド決戦編ではマッキー氏、全く良いところがありませんので、ここいらでひとつ、出来る男ぶりを発揮して欲しいところですね!

(ごとうあさゆき)

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